松香洋子の元気ブログ

2015年10月6日

オーストラリアで「Kon Mari」しました。

9月26日からオーストラリアのブリスベンに来ています。
孫の海くん(12歳、中1)は、5泊6日の社会科見学旅行から帰宅して、もちろん洗濯物がたくさんでたのですが、海くんの部屋は物がいっぱいでうまく片付けられません。
そこで、次の日、午前の9時から午後の4時まで、海くんの部屋の「こんまり」をしました。つまり、まずは海くんの衣類の全てを廊下にだし、種類別に分類し、彼がjoyを感じるものだけを選ばせました。半袖シャツ、半ズボン、下着、学校関係の服、フポーツ関係、冬服(あまりいらないが)などと、種類別に何度もひろげ、気に入ったものだけを拾いあげ、決めた引き出しにいれました。
次はおもちゃ、次は本棚、次は押入れとコンマリを続け、最後に掃除機をかけて、終わりにしました。
海君は始めから、何時になったらおやつなのか、何時になったら休めるのかという交渉をもちかけてきました。さすが、オーストラリア人!休みのために働く、というのが徹底しています。
1日かけて、部屋はたいへんにすっきりしました。「これで一生、片付けなくてよい」と海君は喜びました。

翌日、海くんのともだちの家のパーティーに呼ばれていったのですが、なんと「Kon Mari」はオーストラリアでも有名。みんなが「コンマリしなくては〜」などというのです。いま、日本人で世界的に一番有名なのはこんまりさんだというのを肌で感じました。どこの家にも、いらないものが山とある。これはグローバルな問題です。大量生産、大量消費、大量廃棄、というわけです。

そして、一週間たったら、こんどは海君のパパが「コンマリ」をはじめました。ものすごい量の衣類です。びっくりです。みんなこんな風なんでしょうね〜。

「こんまり」の大成功の秘密は、簡単に理解できるポリシーにあります。ある部屋、ある棚、あるタンス、なんでもいいです。やるところを決めたら、すべてをそこから出す。それを1つ1つ、自分が「喜びを感じるか」「感じないか」で捨てる、捨てない、を決めていくのです。
実際にやってみて感じたのは、ちょっとずつ片付けるのではないため、決断はどんどん容易になり、信じられないくらい片付くということです。そして、リバンドしないように感じます。私も日本に帰ったら、コンマリしなくては。

世界共通の問題を、世界共通の方法で解決する、のはいいことです。でも、この多量にでるいらないものはどうしたらいいのでしょうか?
そして、衣類の「コンマリ」が終わった海くんのパパが言った言葉、「私がコンピュータの中にもっているデータを「コンマリ」するのはもっとたいへん!」が心に残りました!「続コンマリ」に期待すべきなのでしょうか。

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