松香洋子の元気ブログ

2007年11月20日

稲城市若葉台小学校へ行きました。

11月15日に東京都の稲城市で5年も前から先行的に英語活動を熱心に実施している若葉台小学校へ行きました。新興住宅地にあるマンモス校で、今年は1100人も子どもがいるそうです。この学校の英語活動は立ち上げの時から支援してきました。この学校は校舎もすばらしいのですが、内容はもっと素晴らしいです。

・5年間にわたって全校インプットを工夫して実行している。
・学年会で英語のレッスンプランをつくり、検証し、手直しし、それをきちんと蓄積している。
・学級担任の意識が高い。学級担任が一人で授業ができるような様々な工夫をしている。転勤してきた先生たちも2年目、3年目には自立する。

5年も経過すると子どもも先生も無理がなく、日本語でも英語でも自信をもって自分を表現し、人とかかわり合うことを楽しんでいます。本当に頼もしいです。

研究協議会では、稲城市の英語教育を推進している校長先生や、教育委員会の方も出席されて、2011年からの必修化にむけて来年の3月頃には「英語ノート」が配布されそうなこと、その「英語ノート」は最低基準を示すのであって天井を示していることではないこと、英語活動を先進的にすすめてきた稲城市では後退も停滞もしないこと、「生きる力」を育てるという教育目標もこれまで以上に力をいれていくことなどを確認しました。国、市町村、学校と地域社会、学級担任のそれぞれの決意と実行力がますます問われそうです。

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