松香洋子の元気ブログ

2007年10月23日

10月19日 新宿区立江戸川小学校の研究発表会へ行きました。

この小学校は平成18年と19年、新宿区の研究指定校として英語活動の研究を進めてきました。教育長はじめ教育主事の方々、新宿区の先生方や、他区の小学校の先生もふくめ、盛会のうちにその成果が発表されました。MPIが2年間にわたり支援して来た小学校ですが、私の講演ではゲームの他、ALTにも学級担任にもLet Me Try! と手を上げてくれた参加者にもFive Little Monkeysのそれぞれバージョンをやっていただきました。小学校英語活動は楽しく、そしてみんなでうまく役割を分担して行うのが望ましい、というのが私のメッセージです。

成功の秘訣は、志賀校長先生の強力なリーダーシップのもと、研究主任と学級担任と副担任が協力して年間計画を立て、レッスンプランを確立したことです。レッスンプランは歌、会話表現とゲーム、絵本の3本だてで固定されています。指導者は学級担任とALTですが、ALTは毎回変わり、打ち合わせ時間は3分ということでしたが、年間指導計画とレッスンプランが確立されているため、どうにかできるということでした。

プログラムの成功にはいくつかの表には出ないけれども欠かせない要素があります。たとえば1週間に2回、朝自習の時に英語のビデオをみたり、歌を練習したりすること。先生たちの研修をMPIから派遣した講師と共に続けていただいたことなどです。このような下支えがあって、2年目で立派な発表ができたと思います。

この学校には毎年、中国から小学生が交流に来ており、まったく日本語のできない中国の子どもと、まったく中国語ができない日本の子どもたちは英語を使ってどうにかコミュニケーションをはかるのだそうです。こういう原点を体験できる子どもたちは恵まれています。まだまだこれから子どもたちは伸びる可能性があります。今後が楽しみです。

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