松香洋子の元気ブログ

2013年11月1日

キッズ発表会

今年も恒例のパートナー教室のmpiキッズ発表会が各地で開催されていますが、9月に顔をだした神戸、大阪、横浜を念頭に報告をします。

今年は保護者の皆さんに、発表会は「試合だ~!」という話をさせていただきました。英語の勉強といえば、その成果をテストとか英検ではかるという考えが一般的ですが、mpiの考え方は違います。

スポーツが上手になりたければ、練習と試合、という両方の要素が必要です。練習でうまくできることも試合ではなかなかうまくいかないものです。
mpiのキッズ発表会は試合のようなものです。
だから、なるべく大きな舞台つきの会場をつかい、なるべく大勢の観客を集めてもらって、5つ以上のパートナー教室の子どもたちが他流試合をするわけです。

子どもを「ビビらせる」「プレッシャーを与える」
そのプレシャーに勝つために、練習をし、当日は勇気をもって普段の練習通りのことができるようにがんばらせる。
失敗してもかまいません。それは子どもたちを大きく成長させます。
失敗した子どもは、そのことを叱らなくても、自分で反省しているものです。
また、他の英語教室の子どもたちの発表を見る、聞くことで、自分のレベルもはっきりわかるものです。

発表は試合です!
これがないから、日本の英語教育はうまくいかないのです。
本番に強い日本の子どもを育てないといけないのです。
そこで、来年は、舞台の上で、子どもたちを10人ずつぐらい並ばせ、私が事前打ち合わせのない質問をして、保護者の皆様にみてもらうという要素を提案しようかと思うのです。どんなに発表が上手にできても、本当のコミュニケーションにつながっているのかと保護者の皆様はきっと心配しているでしょうからと、いたずら心でただいま考え中です。

最近の傾向といえば、
どこでも、子どもたちは元気でおしゃれ。頑張っています。
どんどんレベルが上がっていることを感じるし、新しく発表会をしたパートナーの先生たちは、ぐったり疲れながらもその意義を実感してくれています。

幼児がお母さんと一緒に出演するというのがあります。お母さんたち、頑張っています。子どもたちは2歳から4歳くらい。お母さんと一緒に初舞台。いいですね。

幼稚園生から小学校の低学年までは、リズム感覚を鍛える重要な時です。ただ歌って、踊って、絵本まで歌って、とか思っている方もいるかもしれませんが、この段階でProsody (=音声の文法=リズム、ストレス(強くいうところ)、スピード、高低、声の質、声の大きさ) をきっちり押さえることがその後の英語学習の基礎をつくるのです。だからmpiの発表会では、当日も音声をかけてやってもらっています。

子どもたちの自己紹介スピーチがどんどん上手になっています。

映像をともなったプレゼンが増えています。

中学1年生のレベルが確実に上がっています。下からどんどん押し上げられているのでしょうね。忙しいのは重々承知ですが、中学3年生にも頑張ってほしいです。

今年は神戸会場で、大人4人組による「ウサギとカメ」の関西弁バージョン+英語バージョンという発表があり、これはすごかったです。完全関西弁では、「ウサギとカメ」っていうんですね!「いいんだよ、人生はゆっくりいけばね~」みたいなトークもつきました。会場は大盛り上がりでした。
こうやって、卒業した高校生、大学生、そして社会人がでてくれるのもいいことです。日本社会に発表会が浸透していっているのを感じます。


☆写真は神戸で開催されました『東日本震災チャリティ 関西パートナーキッズ発表会』の模様です。

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