2019年度のパートナー実践セミナー全国まわりが終了しました。名古屋、福岡、大阪、東京で、明るく元気なパートナー会員の皆様にお会いしてとても嬉しかったです。
今年はインフルエンザの大流行もあり、どの会場も5人くらいはドタキャンがありましたね。そんななかでインフルにも負けない強い皆さんは特に元気なわけです。
今年のパートナー実践セミナーで特に感銘をうけたことは、
それぞれの地区で、パートナー会が順調に活動していること。お互いを支えあい、励ましあい、元気つけていること。
発表会をしっかりやっているところが多いこと。全国でものすごい数の保護者や地域の方々に児童英語教育の実際をみてもらうチャンスができている。
特に関西地区ではパートナー勉強会の輪読会が盛んで、しっかり勉強も進んでいるようですごい。理論は学んで損なことは1つもない、と私は考えています。一人ではなかなか読めない専門書もみんなで克服がいいです。
今回のパートナー実践セミナーのメインテーマ 「TAGAKIについて」
今回は、3つの方面からすすめました。
1.
「文法とcollocation」という題名で、TAGAKIの中からcollocationをひっぱりだし、それを文法用語と対比して考えてもらいました。初めてTAGAKIを手にした参加者も、グループ内の話し合いでお互いに学びあうことがあったことが私の願いです。
2.
すでにTAGAKIを指導し始めたパートナーの方々の実践報告。小学生、中学生、高校生、大学生を対象に様々な取り組みが報告されました。その中で、英検に受かったという話はたくさんでてきたのですが、TAGAKIで「見ないで書く」「見ないで言う」という自分で戦う姿勢が養われていけば、長文と戦うことも、早い英語を聞き取ることも、そして与えられたトピックについて自分の意見を書くこともできてくるのですね。嬉しい報告がたくさんありました。
3.
ワークショップでは、短時間で1つのトピックについて3文を覚え、それを仲間に発表する。Impromptu (即席)スピーチに向けての練習もしていただきました。人生はすべて「即席」の連続です。今年はTAGAKI10を使ったのですが、来年はTAGAKI30, 40, 50を使用して、やりたいものです。それまでにパートナーの皆様のトピックが増えること、記憶力がさらに鍛えられることを期待しています。
一番刺激的だったのは、なんといっても、TAGAKIの「考える」「書く」「伝える」を「教えない」「添削しない」「評価しない」というActive learningにそった指導法でどうやって実践するかの話しあいでした。
4ヶ所を回ってみて私の結論は
①
mpi9年間カリキュラムとの兼ね合いをどうするかの整理が必要であること
②
第1期の「音声から文字へ」の指導法と、第2期の「文字から音声へ」の指導法をわけて考える必要があること。
③
第1期では、発音、リズムなどを大切にしながら、指導者ありきで4技能の習得を促し、第2期では学習者の自立にむけて、指導者が1歩、2歩、3歩下がって、自立を見守ることが大切。
④
一人の同じ指導者が、同じ生徒にむけて、この第1期と第2期を差別化する方向をパートナーの皆様が考え、実践し、悩み、解決してほしい。
来年、皆様にお会いするのがとても楽しみです。
松香洋子
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