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2015年12月25日

2020年英語教育が変わる?

構成:mpi広報課

レポート:小学校英語の現場から

全国の公立小学校では、2011年4月より、5・6年生で週1コマの「外国語活動」が必修化となりました。現段階では、「外国語」は教科ではなく、道徳と同じ“領域”の位置づけですが、2020年には英語が“領域”から“教科”となり、評価規準も大きく変わるとされています。 大学入試においても、TOEFLなどの外部試験を有効活用するなどして、4技能を測る試験が導入されます。
保護者の方々には、期待されている方、どんな準備をしたらいいのかと不安に感じる方が入り混じっている印象です。本日は、お子様に英語を習わせるべきか迷っていらっしゃる保護者の方にインタビューし、教育改革について、知りたいことをお伺いしました。

レポート:小学校英語の現場から

―2020年の教育改革について、どのような印象を受けていますか?

英語については、小学校高学年から教科になるんですよね。今から英語を習ったほうがいいのでしょうね。息子の友人も英語を習い始めているので、英語を習っていない息子が遅れをとらないかと心配しています。 2020年から大きく、大学受験が変わると聞きました。具体的にどのように変わるかはわかりません。
英語が教科になることで、何か変わるのでしょうか?

―現段階では、「外国語」は教科ではなく、道徳と同じ“領域”の位置づけです。そのため評価規準も読み・書きや聞き取りが「出来る」といったようなものではなく、活動として楽しく・積極的に参加している姿勢を評価することとなっていますが、2020年からは、評価規準も大きく変わるとされています。 小・中・高を通して一貫した目標を評価するとされており、英語は4技能で測ります。

4技能とは、聞く・話す・読む・書く技能のことですよね。ペーパーテストだけでは把握できない能力もあると思います。聞くことや話すことができても、書くのは苦手な子どももいると思うので、良いと思います。
単語テストや暗記による英語は実際には使えない事が多く、試験勉強のための英語に感じていました。4技能を測ることで、実際に使える英語に近づくような気がしますね。日本人の英語力を、もっと、使える英語として定着させて欲しいと常々感じていたので、喜ばしいことだと思います。
観光客に道を聞かれても逃げてしまうような英語力のままでは、良くないですよね。
ただ、どのように身につけていったらよいのかは・・・想像がつきません。

―英語教育改革について、周りの保護者の方と話すことはありますか?

学校の保護者会などで話があった後に「どうなるのかな?」と話す程度です。学校の先生からも「2020年に向けて、自治体からは×××という教育目標が挙げられており○○○」といった程度で、詳しい内容はわかりません。 あと4年しかないので、具体的に知りたいと思います。
私たち親世代が使えない英語しか勉強してこなかったので、子どもに教える事ができず、 また、使える英語をどのように子どもに身につけさせたらいいのかも良くわかりません。
英語を話せる人と話せない人の格差が広がると思うので、子どもには、英語を話せるようになってほしいと思います。

―そうすると、小学校の英語の授業に望むのは、外国の人とも話せるようになるコミュニケーション力が身につくことでしょうか?

低学年のうちから、外国人と挨拶を交わしたり、英語の歌を聞いたりして、英語を大きな声で楽しく言えるようになって欲しいと思います。発音などは、小学生のうちにしっかりできるようになってくれたらありがたいです。そして高学年になったら英語の絵本を読めるようになってくれると嬉しいです。
フォニックスも学ばせてみたいですね。英語の正しい音を身につけると、発音記号に頼らなくても単語が書けて、文章が読めるようになると聞いた事があります。
また、発音が正しくできるようになると、相手の話をまずきちんと正しく聞けて、会話する事が可能になると思います。
フォニックスは日本語と英語の音の違いを知り、英語の文字と音の関係を学ぶものですよね。そこを避けて英語は学べないと思うので、ぜひ学ばせたいと思います。具体的にどのように勉強すればよいのかわからないので、小学校や中学校で学べると嬉しいですね。

―自宅での英語学習も考えていますか?

うちには中学生の娘と小学生の息子がいるのですが、フォニックスを含め、音声が大事だと思っています。ですから、小学生の息子にはDVDなどを見て、聞いて覚える教材を試してみたいです。DVDだと関心を持ってやってくれそうです。
娘にもDVDは良いと思うのですが、CD-ROM、アプリや動画授業のようなものだと飽きずに見てくれそうです。

―保護者の方にとっては、様々な情報が飛び交う中で、何を選べばよいか迷っている方も多いかもしれませんね。

親として、子どもをどのようにサポートしていけばよいか、改めて考える機会にしたいと思います。試験のための英語にならないよう、今はインターネットがあり、簡単に世界と繋がることができますから、子どもたちが海外の文化に興味を持てるような環境を積極的に作ってあげたいと思います。



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