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2014年9月30日

グローバル人材育成と21世紀型スキルを伸ばすプレゼンテーション教材

構成:mpi広報課

レポート:小学校英語の現場から

グローバル人材育成と21世紀型スキル
昨今、“グローバル人材育成”や“21世紀型スキル”といったキーワードがあちこちで聞かれるようになりました。
時代はまさにグローバル化、日本でも英語でプレゼンテーションをすることが必要とされる企業が増えました。
大人が、企画書や商品の魅力を売り込むビジネスの場で相手を説得するためのプレゼン技術を磨いている一方で、mpiイングリッシュスクール本部校では、自分の思いを堂々と伝えることができるプレゼン能力を身につけられるよう、子どもたちの育成に取り組んでいます。

プレゼンテーションのポイント
プレゼンテーションをする際に大切なポイントとは…
●堂々と発表する姿勢
●笑顔を見せる
●相手の目を見る
●聞きやすい声(大きな声)
●感情を込める
●理由、結論を明覚にする
●練習をする
○ジョークを交える
○身振り手振りで話す
などがありますが、このポイントを学ぶことができる教材が、2014年9月18日に発売となった新刊『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』です。
(上述したポイントのうち、最初の7項目<●印>は、プレゼンワークブック1で学べる内容となっており、最後の2項目<○印>についてはブック2以降に含まれる予定です)

プレゼンテーション(スピーチ)は、聞き手がいて初めて成立します。そのため、mpiでは聞き手を意識した発表をすることが一番大切だと考えています。 上述したポイントを大切にするためには、聞き手のことを意識しなければいけません。mpiイングリッシュスクール本部校では、幼児から中学3年生までを通して、『発表教育』を実践していますが、特に高学年になればなるほど、プレゼンテーションでは“聞き手を意識したスクリプト”を書く練習をし、発表態度を練習します。

『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』では、英語でスクリプトを書く手順を学習するだけではなく、堂々とした姿勢、アイコンタクトの取り方、聞きやすい声の出し方など、アクティビティを通して練習していきます。

プレゼンテーションのコツ
また、スライドの枚数やスライドを送るタイミングを身につける練習も行います。
例えば、“Please look at the picture.”“This is a picture of … ”など、スライドに注目させるための表現を効果的に使います。 適切な枚数のスライドを用い、フレーズを使って聞き手の視線を要所でスライドに集めることで、聞き手に伝わりやすいプレゼンが行えます。
本書は、スライドに注目させるための表現の他、プレゼンによく使う表現の一覧をまとめているのも特長です。

作成したスクリプトを、いよいよ本番の発表に向けて暗記する練習を行う時、本書ではオリジナルアイコンを作成する方法を取り入れています。
伝えたい文章を独自のイラストで表現し、英語を自分の中で“イメージ化”することで、より伝えたい内容を“自分の”言葉にすることができ、感情のこもったプレゼンテーションを行うことができます。 イメージ化するという作業は、特に子どもが得意な手法ではないかと思います。

評価をし合うことで、国際社会で必要なコミュニケーション力を伸ばす
プレゼンを終えたら必ず、お互いに評価をし合い、発表を振り返る時間を取ります。
英語に限らず、自分のやってきたことを振り返ることで子供は成長していきます。学習したことをなし崩しにしないで、発表の機会を与えることで子どもたちに達成感を与え、それを自己評価、他己評価してもらうことで自分の課題を見つけていきます。
こういった「気づき」が元となり、少しずつではありますが良い発表ができるようになります。
気づかせるということは非常に大切なプロセスです。気づきによって、課題に向かって次回は気をつけようという意識が生まれ、“自分の力”で上達していくことができます。

インプット量を増やし、アウトプット力を伸ばす
『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』は、プレゼンができるようになるための、いわば“アウトプット力”を伸ばす教材ですが、英語のアウトプット力を身につけるためにはまず、“英語のインプット”をたくさんする必要があります。
その場合は『Speech Navigatorシリーズ』『QAシリーズ』がおすすめです。これらの教材は、付属CDでインプット量を増やすとともに、自分の考えをさらに引き出す練習ができます。
『Speech Navigator』と『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』を併用して使う場合は、『Speech Navigator』の“Wrap-up”というユニットの時に、『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』を使用するとよいでしょう。

4月に『Speech Navigator 1』 Unit1、
5月に『Speech Navigator 1』 Unit2、
6月に『Speech Navigator 1』 Unit3、
7月に『Speech Navigator 1』 Wrap-upと
『Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-』Presentation 1
を行う形が理想的です。

プレゼン力を身につけ21世紀型スキルを伸ばそう
最後にグローバル人材とは? 文部科学省では、グローバル人材の概念は、概ね以下のような要素であるとまとめています。
要素I. 語学力・コミュニケーション能力
要素II. 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素III. 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

また、“21世紀型スキル”について、mpi会長 松香洋子は以下のような能力を挙げています。
●児童生徒一人ひとりが自分で学び自分で成長できること
●自分の身の回り以外に広い世界があるのを知り、その世界と自分との関係を体験すること
●自分で考え自分で言葉を紡ぎ自分で実行する力をつけられること
●自分で学ぶ力を身につけられること
●児童生徒一人ひとりに達成感を持たせ得る学びの場を設定することが重要。
●自分の成長を自分で実感できることが重要。
●さらに、児童生徒同士のコラボレーションを重視すること、お互いに学び合い教え合い
責任を持ち合うことのできる学びの環境を整備することが重要。

自分で伝えたいことを調べ、パワーポイントを作り、発表する。そしてお互い評価をし、コメントを言い合うことで気づきを作り、更に自分の力を伸ばしていく練習ができる『Presentation Workbook -プレゼンワークブック-』は、 21世紀型スキルを伸ばし、グローバル人材を育てる教材です。

★英語でプレゼンテーションができるようになる!Presentation Workbook 1 -プレゼンワークブック-
★英語でどこまでも表現できる自分になろうSpeech Navigatorシリーズ
★質問の仕方と答えのパターンを学ぶQAシリーズ


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