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2025年3月7日

Kちゃんのレッスンレポート ♯7:絵本をとことん学習素材として使う ‐Book Report‐ 



学校の夏休みはまだ続いていますが、英語レッスンの夏休みは終了して再開しています。

夏休みの課題絵本のBenjiは、ほぼ間違い無しで音読できるまでになったKちゃんですが、レッスンでは内容を掘り下げてお話を楽しんでいきます。







「登場人物を分担して読もうか?」と提案すると、「自分がBenjiをやりたい!先生はその他をどうぞ!」と。

Benjiのセリフは繰り返しが多いですが、他のキャラクターはそれぞれ違うことを言うので、まずは安全圏を確保したのですね。

賢いKちゃんです!

最後の方に出てくるセリフの

"Why can't I go there in my underwear?"

以外は、難なく言うことができました。

次回は、キャラクターを変えて言おうね、と約束しました。



登場人物を指さしながら、

”Who do you like best?”

と尋ねると、即答で、お姉さんのBethだそう。

Benjiが遊ぼうと誘うと、

"I'm very busy, Benji. I'm dressing. Go ask your brother.”

と答えて、大きな鏡の前で服選びをしています。







なるほど、おしゃれなKちゃんならでは選択です。共感できるのでしょうね。

Kちゃんは、学校に行く時に服は自分で決めるの?と聞くと、Of course!とのこと。やはりね~。

その他、絵本のページに出てくるお母さんのお料理のことや、お父さんがお家ですることを話し合いました。



また、発音面では、例えばお姉さんのところでdressingのところが、ドレッシングとなりがちなので、

A: dressing   B: doressing Which is better, A or B?

と尋ねて、選んでもらいました。

聞くと違いが聞き取れるのですよね。次からは、dressingと言えていました。



そうそう、夏休みの課題と言えば、mpiが毎年実施している「Book Reportを書いて送ってください!」というのもありました。

絵本の購入者にBook Report用紙が送られてきて、感想文や絵をかいて提出すると後日mpiのホームページに掲載してくれるというものです。

低学年の生徒は、自分の好きなページの絵や英語を写して仕上げます。

年令の低い子どもはどの子もステキなアーティストです。

Kちゃんは、一番好きなお姉さんのBethを描こうか迷ったあげく、一番面白かったページを選んで自分なりに描いて提出しました。





その他の子どもたちの応募作品はこちら



自分が読んだものに対して、読んで終わりではなくて、自分なりの感想を表現する第一歩でした。

感想を英文で表現できるようになった暁ににはきっとたくさん言いたいことを盛り込むことでしょう!



さて、alphabet練習では、Kちゃんがんばりました!

大文字を難なく終えて、小文字へもすんなりと突入です。

文字の習得は個人差が大きく出てきますが、これまでKちゃんは運筆にも全く問題なく、以前にご紹介した空中文字も得意ですが、ノートに書く時も線からはみ出すことなく、なぞり書きも、見ないで書くことも難なくできました。

順不同でもバッチリです。







大文字よりも小文字の方が形がに似ていて難しいと感じる生徒は多いのですが、4文字ずつとう無理のない進み方もきっとあっているのでしょう。

以前に、あまりにスラっとできるので、「宿題で8文字やってくるように」と言ったところ、「4文字でお願いします!」と制されてしまいました。(笑)

夏休み中は、学校が無い分エネルギーが余っている様でもあり、レッスンでは少しダルそうな様子を見せることもありました。

とにかく最近の夏は暑いですものね。もうすぐ学校の夏休みが終わって学校が始まります。

忙しくなるでしょうが、生活のリズムが取り戻せるのはきっといいことですね。

暑さに負けずあと少し残りのお休みを満喫しながら、少しずつ通常の生活のリズムが戻ってくるといいですね!






 

執筆:粕谷みゆき
MK English 主宰
元mpi松香フォニックス 教育事業部部長 mpi English School本部校校長
 
私自身、中学校に入学してから英語学習を開始しましたが、指導上手な英語の先生に恵まれて英語が大好きな科目になったのがきっかけで高校の時にAFS奨学生として1年間アメリカに留学しました。それ以来、英語が人生の様々な場面で助けになってくれました。その中でも(株)mpi松香フォニックスの創立者である松香洋子との出会いが最大の宝です。子ども時代こそ英語の適期教育の時と知ったのです。
そして、子どもたちに最善の教育法を実施するための教材の制作、指導法/カリキュラムの確立、指導の実践に携わってくることができました。mpiパートナースクールのモデル校であった会社直営スクールの校長及び講師を長年務めました。現在は、mpiの教育アドバイザーのお仕事をしつつ1パートナースクールのオーナーとして子どもたちの英語教育を実践しています。

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