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2024年11月20日

Kちゃんのレッスンレポート ♯3:絵本でオリジナルストーリーを作ってみたよ♪

今日の画面の向こうのお顔はいつもより少し元気なさ気です。どうしたのでしょう?
 
” Hi, K! How’re you doing?”
 
と声を掛けると
 
” I’m tired!” 
 
との返事が返ってきました。
 
I’m tired.という表現はまだレッスンで練習したことはありませんが、きっとお家の方から教わったのでしょう。早速使うところがKちゃんのよいところです!
 
Why? と両掌を上に向けて首をかしげて尋ねると、英語のレッスン開始少し前まで他の習い事で忙しかったとのこと(これはもちろん日本語で伝えてきました)
 
納得!でも、そう言った後は顔がぱぁ~と明るくなって疲れ(?!)がどこかに飛んで行ってしまったようでした。
 
聞いてもらったことで気持ちがすっきりしたのでしょう!


 
早速、いつものルーティーン
 
Singing "the Hello Song"

“Can I have a sticker, please?”(出席シールを学習記録手帳のMABに貼る)

 
 
 
でレッスン開始です。



‐ 音読の前にまずは絵本と仲良くなります
 
歌→会話→アルファベットの練習と進んできて、さぁ絵本タイムとなりました。
 
今学期は、カラフルな動物が次々に出てくるBrown Bear, Brown Bear, What Do You See?を読んでいます。


 
 
 
絵本を開く前に、登場する動物の色を尋ねるクイズを出してみました。
 
What color is the bear/the horse, etc.?
 
全部、正解!すばらしい!
 


また次に、絵本の最初の方に、登場動物の色だけが帯状になって描かれているページがあるので、そこを一緒に見ながら、
 
What animal is (brown/red/etc.)?
 
とランダムに色を指差しながらクイズを出しました。
 
こちらも全部正解です!宿題で音声をたくさん聞いたのでしょう。動物名・色名をしっかり覚えたのですね。
 


- 音読練習も手を変え、品を変え

絵本の音読も、最初はこちらが読み進めながら、ところどころで止まって、次の言葉をKちゃんが言うように促すと言えるようになっていました。こんな感じで進めていました。
 
 
T: Brown bear, Brown Bear, What do you see?
   I see a red ……
 
K: bird
 
T: That’s right!
   ..... looking at me.
 
 

そこで、今日は『交代読み』をすることにしました。
 
最初のページを開くとすぐに、Kちゃんから” Go ahead!”(「英会話たいそう」で習った表現)と先に言われてしまったので、私からスタートすることに。
 
自主性をしっかり発揮できるKちゃんです。



‐ みんなが間違えやすいところ
 
最後の” I see children looking at me.”は、その前にページの流れから、”I see a children looking at me.”となるのはどの生徒にも共通のことです。
 
英語の単数・複数問題が早速出てくるのですが、勿論ここでは、Listen! と正しい英文をよく聞くことに集中して、”a”が入っていないことに気づくことに焦点を当てるに留めます。
 
つい、aを言ってしまったら、“I see a?”と注意を促して、Kちゃんが自分で修正するようにもっていきます。
 
そのうち、どうして?と思う時がくるはずです。その時をじっくり待つことが肝心です。
 
そして、交代読みは無事に完了!


 
‐ オリジナルストーリーを作ってみた

今日はぬいぐるみ数匹を登場させて、替え歌ならぬ替えストーリーをデモしてみました。
 

”White rabbit, white rabbit, what do you see?”
 
“I see a brown tiger looking at me.”

 
といった具合です。

Kちゃんに大うけです。
 
そして、Kちゃんは、自分もやりたい!とお気に入りのぬいぐるみをサッと集めてきて、オリジナルストーリーを発表してくれたのです!


 
 
 
フクロウがowlということも覚えてご満悦、とってもじょうずで英語もスラスラでした!
 
 
 
 



執筆:粕谷みゆき
MK English School主宰
元mpi松香フォニックス 教育事業部部長 mpi English School本部校校長
 
私自身、中学校に入学してから英語学習を開始しましたが、指導上手な英語の先生に恵まれて英語が大好きな科目になったのがきっかけで高校の時にAFS奨学生として1年間アメリカに留学しました。それ以来、英語が人生の様々な場面で助けになってくれました。その中でも(株)mpi松香フォニックスの創立者である松香洋子との出会いが最大の宝です。子ども時代こそ英語の適期教育の時と知ったのです。
そして、子どもたちに最善の教育法を実施するための教材の制作、指導法/カリキュラムの確立、指導の実践に携わってくることができました。mpiパートナースクールのモデル校であった会社直営スクールの校長及び講師を長年務めました。現在は、mpiの教育アドバイザーのお仕事をしつつ1パートナースクールのオーナーとして子どもたちの英語教育を実践しています。

 


※mpiオンラインストアではBrown Bear, Brown Bear, What Do You See?などの海外絵本の販売を2024年9月末で終了いたしました。
画像はkids Martさまよりお借りしました。
https://www.kidsmart.jp/SHOP/9780141501598.html

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