mpiセミナー講師
水野久江
今月から未就園児の親子英語レッスンで楽しめる歌やアクティビティを毎回紹介します。親子英語レッスンでは、親も子どもと一緒に活動します。親が楽しそうに参加して、子どもと同じ物を見て同じことを楽しむことで、子ども達が安心して英語を楽しむことができます。未就園児クラスで一番大切なことは、○○ができるようになったではなく、親子で英語を通して「楽しい」を共有することです。その視点でこの記事を読んでいただくとよいと思います。
1. 今月の歌
♪ Wiggle, Wiggle くねくねぴくぴく
<THE WIGGLE BOOK 2nd Edition>
親子で一緒に体を動かしながら歌える歌です。体の部分や動物の名前をリンクして楽しく歌いましょう。
■<THE WIGGLE BOOK 2nd Edition>を立ち読みする
2. アクティビティの説明
この歌の一番の楽しさは、歌いながら子どもたちが大好きなくねくねした動きや、ぴょんぴょん跳ねたりすることができるところです。
歌に出てくる動物の動作を音楽と一緒に楽しみましょう。以下の動作は一例です。先生と子どもとおうちの方と考えてオリジナルを作ってもよいですよ。
下線の部分で体を動かします。Wiggle your hips. だったらおしりをくねくねさせましょう。
I'm an alligator! だったら、どんな風に体を動かしたらよいと思いますか?私のクラスではいつも腕を縦に大きく動かして、ワニの口を表現しています。
♪ “Wiggle, wiggle, wiggle, wiggle, wiggle your hips! Who are you????
Wiggle, wiggle, wiggle, wiggle, I'm an alligator!”
ワニさんはおしりをwiggleしたら、 “Gobble, gobble, gobble” 食べるまねっこ。
ねずみさんはお鼻をwiggleしたら、 “Squeak, squeak, squeak” 食べるまねっこ。
うさぎさんはお耳をwiggleしたら、 “Hop, hop, hop” 食べるまねっこ。
おさるさんは腕をwiggleしたら、 “Ooh, Ooh, aah, aah” 食べるまねっこ。
(おさるさんは他にもいろいろなオノマトペ※があるようですよ)
おばけは指をwiggleしたら、 “Boo!”
※オノマトペとは、擬音語や擬態語のことです。物音をシトシト、バンバン、生き物の鳴き声をニャーニャー、ガオーガオー、チューチューと表すなど。
3. 歌・アクティビティーの楽しみ方
最後におばけが出て来て “Boo!” だなんて、ちょっとこわいね〜。
こわいこわい! さぁ、ママのおひざに逃げろ〜〜〜!
全員で歌って踊っていた状況から親子で座る状況に自然にシフトします。
“Now, you are safe on your mommy's lap!” と言って“親子の手遊び”にうつります。
こんなちょっとした、小さなお話の流れを作るのが親子英語ではとっても大切です。
子どもを集中させると言うより、子どもがそのお話の流れに乗って来ると言う感じになるといいですね。
4. 子どもたちの感想
“Wiggle, wiggle” は、子ども達が大好きな歌です。
最後のおばけは、ちょっとこわいのだけど、「こわくない!」「だいじょうぶだもん!」とがんばる子どももいます。いじらしい!
中には「やっつける!」と向かって来る子どももいたりします。そんな時は、みんなで、 “Ghost, ghost, go away!” (Rain, rain, go away.をもじって)と言って追い払います。
5. レッスンtips
未就園児の子ども達には、言葉の意味を伝えることがとても大切なので、歌を歌う時に絵があるといいですね。未就園児クラスではカードや実物教材は欠かせません。
私は、Wiggle Bookのカードを使いますが、おばけのカードが無いので、おばけのジェスチャーをしたり、Halloweenように用意してあるおばけのかぶり物を実際にかぶって子どもたちを追いかけるふりをします。もちろん子どもたちは大興奮!子どもたちに楽しい記憶が残ると、翌週に同じ曲をかけると元気に動き出しますよ。
■The Wiggle Book カード
詳細は以下URLよりご覧ください
https://www.mpi-j.co.jp/c/item/14D8TKY999999/
それでは、今日はこの辺で。また来月をお楽しみに!