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2013年9月20日

mpiのぐるぐるメソッド ~スパイラルな指導法について

構成:mpi広報課

レポート:小学校英語の現場から

mpiの指導法の特長の一つに「スパイラル学習」というものがあります。
これは例えば歌の場合、2~3度の授業で上手に歌えるようになったから「終わり」とせずに、色々な場面でその歌を歌う機会を与えたり、歌に出てくる歌詞をゲームで使用したり、歌の発表をさせたり、と同じ素材でも様々な方法を実践することで、繰り返し授業に取り入れていく方法です。
カリキュラムで組んだ内容をエレベーターで勢いよく上がるようにこなすのではなく、傾斜がとても緩やかな螺旋階段を歩くように進み、指導するようなイメージです。

従来からある一般的な外国語習得プロセスのイメージはというと、恐らく小学1年生から6年生まで、そしてさらに中学1年生から3年生まで、日々新しいことを学び、どんどんレベルが上がっていくというものではないでしょうか。 今日のキーセンテンスはこれ、今日の活動はこれと定義し、同じことは二度とやらないといったパターンです。
しかし、普段の生活環境にその外国語がない場合の外国語教育で、このような図式での言語習得は難しいでしょう。

mpiが目指している指導は、インプットを常に十分に与えながら、子ども達の力をうまく使って、同じ内容をスパイラルにぶんぶんと精力的にくり返しつつ、少しずつ右肩上がりにしていくというものです。
“子ども達のエネルギーを無駄使いせず、最大限に活かす”、これはmpiの指導法の基本です。

9月20日に発売となりました新刊『The Sky Book 1, 2』では、毎レッスンを「歌」と「ぐるぐる会話チャンツ」からスタートさせます。
この“ぐるぐるチャンツ”は、正にmpiのスパイラル学習法を体現しています。

一般的に子どもは、
  ・耳から新しいことを学ぶことが出来る
  ・まねがうまい
 ・繰り返しを嫌がらない
  ・言葉のリズムを楽しむ
  ・知らないことへの好奇心がつよい
  ・100%わかっていないことでも口に出す
という特徴があります。
この特徴を最大限生かしたのが“ぐるぐるチャンツ”です。

リズムに乗って、知らないことも知っていることも、まとめて練習する。
それを何度も何度も繰り返すうちに、知らなかった言葉もいつの間にか“子どもたちのもの”になっていきます。

また『The Sky Book』は、7つのトピックで構成されていますが、Book1とBook2では同じトピックを違った視線で学習できるように工夫されています。こちらもスパイラル学習法の一つの形です。
子どもは、同じことを何度も行うことを嫌がりません。何度も繰り返すことで、さらに習熟度が上がるのも子どもの特徴です。 繰り返しが得意な子ども達にとっては、Book1とBook2が同じトピックで構成されているということにすら気づかないかもしれません。

幼児~小学校低学年からスタートさせる英語学習の方法として、『The Sky Book』はその後のスパイラル学習の基本となるでしょう。 このメソッドはどの年齢の子どもにとってもその効果を発揮しますが、年齢が低いほど効果は絶大です。

無理なく基礎力がつき、学習者の自信にもつながるmpiのスパイラル学習法。 詳しい内容は、ぜひmpiの指導者育成セミナーを受講頂き、体験して頂けましたら幸いです。

☆mpiの指導者育成セミナー


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