――今回はmpiより2011年10月17日に発行された『The Balloon Animals』に関して、お話を聞かせてください。
「はい。『The Balloon Animals』は、アートバルーンの生き物たちが協力し合ってモンスターに変身していくというお話ですね。子どもたちが大好きな動物や海の生き物が、鮮やかな色で描かれているので、実際の授業で使うと子どもたちも思わず見入ってしまいます」
――街で見かけるバルーンアートを使ったイベントは、子どもたちに大人気ですよね。
「この『The Balloon Animals』はmpiのBig Book版として作られているので、大きな絵にすごくインパクトがあり、幼児の読み聞かせに向いている教材です。また、『Me, too』という先生と生徒が一緒に言いやすい簡単な表現が繰り返されていて、『音声獲得期』の子どもたちにとっても親しみやすい内容となっていますね」
――そこがmpi教材のコンセプトですよね。ほかに子どもたちが親しみやすいと感じたところはありますか。
「子どもたちは動物が大好きで、動物の名前をよく知っている子どもも多いですよね。『The Balloon Animals』は付属CDを聴くことで、動物たちの名前を一緒に英語に直しながら絵本を読み進めることができます。
イベントで初めて私と会った子どもたちも、ページをめくるたびに『What’s this animal?』という質問に対して、どんどん動物の名前を英語で言ってくれました。カラフルな動物たちが大きく描かれているのを見るだけで、子どもたちはワクワクするようです」
――mpiの絵本はそのインパクトある美しい絵と、音声・音源にもこだわっています。付属CDの反応はいかがですか?
「CDには動物の鳴き声も入っていて、子どもたちにも楽しい雰囲気が伝わってきます。効果音や歌などいろんな音声を使うことで、飽きずに何回でも聞き続けられることがmpiのCDの魅力です。中でも『リズム読み』はオススメですよ」
――『The Balloon Animals』を通じて、子どもたちは英語に加えてどんなことを学べるのでしょう?
「童話『おおきなかぶ』と同じように、一人ではできないこともみんなで力を合わせればできるようになる、という“協力することの大切さ、楽しさ”を学ぶことができます」
――実際の教室では、『The Balloon Animals』がどのように活用されているのか教えてください。
「付属CDには6種類の内容が入っていますが、それぞれ以下のような魅力があります。
(1)お話を楽しみましょう(効果音入り) 英語の音声と動物の鳴き声が一緒に入っているので、最初にこれを聴くと、細かい説明もいらずに子どもも入りやすく楽しいですね。
(2)もう一度お話を楽しみましょう (1)から動物の鳴き声を抜いたものを聴くことで、音にとらわれず絵を楽しむことができます。
(3)歌をうたいましょう 歌の中に色と動物の名前が楽しくインプットされていて、歌うだけでも英語の学習に大きな効果がありますよ。
(4)リズムに合わせても一緒に読みましょう 『The Balloon Animals』はすごく簡単なお話ですので、収録されているリズムは、発音とリズムの練習に最適です。
(5)歌のカラオケ
(6)リズム読みのカラオケ みんなで一緒に歌ったり声に出して読むことができることで、教室としては発表会やオープンクラスデーに使えて便利です。
広い教室や、他の場所でのイベント、公民館など音が聞き取りにくい場所でも、このCDを流すと絵本のストーリーが子どもたちによく伝わると思います。 最初に(1)と(4)、次のレッスン時に(3)の歌といったふうに、いろいろ楽しみながら聴くのもいいかもしれませんね」
――何より子どもたちが先生と一緒に楽しめることが大切ですね。 では、昨年から公立小学校で外国語(英語)活動が必修化されました。『The Balloon Animals』を小学校の授業で使用するとしたら、どんな使い方がおススメか教えていただけますでしょうか。
「絵本とCDを楽しんだあと、まず自分の好きな色の色紙か色画用紙を好きな形に切ってみましょう。クラス内の班やグループで、切った紙をホワイトボード上や画用紙に貼って、モンスターやロボットなど一つの形をみんなで作っていく活動も楽しいと思いますよ」
☆『The Balloon Animals』商品ページはこちらから
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