クイズを楽しみながら英語が身に付く
『クイズでチャンツ』は、子ども達の大好きなクイズをチャンツにした教材です。付属CDのチャンツのリズムに乗って、楽しくクイズに答えながら、英語のリズム、イントネーション、発音、表現が身につきます。「チャンツ」とは、メロディーのない歌のようなもので、聴いて口に出してまねすることで、英語独特のリズムや発音、表現がインプットされていきます。
『クイズでチャンツ』には、色、動物の鳴き声、算数、食べ物などの10のカテゴリーで102問のクイズが入っています。それぞれのページのHints欄で答えに必要な語彙が示されていて、クイズに無理なく答えられます。最初はCDを聞いてテキストの順番通りに答えていくとよいでしょう。慣れてきたら、CDプレイヤーでランダム再生をして、子どものチャレンジ精神をくすぐれば、飽きることなく繰り返し練習でき、英語をインプットできます。
レッスン最初のウォーミングアップにぴったりです。さらに、その日のレッスンで教える内容と組み合わせて使うと効果的です。民間の英語教室でも、小学校でも、ご家庭でも、いつでもどこでもすぐに楽しめる英語教材です。
【Contents】
クイズ1 何色かあてよう
クイズ2 動物の鳴き声をあてよう
クイズ3 やさしい算数をして答えをあてよう
クイズ4 食べているものをあてよう
クイズ5 反対のことばをあてよう
クイズ6 英会話のいい方をあてよう
クイズ7 国の名前のはじめの文字をあてよう
クイズ8 身につけるものをあてよう
クイズ9 いくつあるかあてよう
クイズ10 行事のある月をあてよう
<クイズ102問にチャレンジ>
コミュニケーションの「積極性」も養える
『クイズでチャンツ』は、『バナナじゃなくてbananaチャンツ』『アルファベットチャンツ』の「チャンツシリーズ」の1冊です。またmpiのチャンツ教材にはロングセラーの『Songs & Chants』もありますが、『クイズでチャンツ』が他のチャンツ教材と大きく違うところは、聞いてまねをするのではなく、「聞いて質問に答えなければならない」ところです。受身ではなく、能動的に自分で頭を使う実践が盛り込まれているのです。
クイズを聞いてパッと答えることで、子ども達は「できる!」という実感を得て、自信を持つことができます。巻末のクイズ102問にチャレンジして、約10分間正解を言い続けられれば、「クイズ王」になれるという仕掛けもついています。子ども達はクイズに正解したくて積極的に英語を発話します。積極的に発言することは、英語を使った国際的なコミュニケーションにおけるマナーのひとつです。『クイズでチャンツ』ではその積極性も養うことができます。
子どもはみんなクイズが大好き
子どもはクイズが大好きで、クイズと聞くと目が輝きます。
小学4年生のクラスでこんなことがありました。「クイズ7 国の名前のはじめの文字をあてよう」の中の“What’s the first letter of ….?”をやったとき、ロシアのR、スペインのS、インドのI と正解して、生徒はみんな「わかる!」と思ったようなのですが、次の「オーストラリア」でみんな声をそろえて“O”と大きな声で答えてしまいました。ところがCDの答えは“A”。みんな「あれ?」という顔をして、思わず笑ってしまいました。まだ、フォニックスのauのルールを学んでいなかったので、音と文字が結びつかなかったからでした。この後、国旗トランプを使っていろいろな国のはじめの文字を確認しました。
学習障害の生徒を4年ほど教えているのですが、その子も『クイズでチャンツ』が大好きです。レッスンのはじめに必ず『クイズでチャンツ』か『バナナじゃなくてbananaチャンツ』のどちらかのCDを聞いて、答えるのを楽しみにしています。リーディングやライティングは悪戦苦闘ですが、クイズには比較的よく答えられるのでうれしいのだと思います。毎回、「今日はこれ」と本人が選んだページのCDをかけて、リズムに合わせて体を動かしながら答えています。
小学5年生のクラスでは、初めて『クイズでチャンツ』のテキストを見たとき、生徒達が「6 英会話のいい方をあてよう」の中の“How do you say….in English ?”という表現が気に入り、答えより質問をまねしていました。ちなみに中学の教科書(Sunshine)では、この表現は中2で習います。それを伝えると、生徒達はちょっと得意げでした。
では次のページで、英語教室と小学校での活用例をご紹介します。
|