継続は、本当に大変です。

学校の勉強のための塾であったら、続けなければ成績が落ちるという続ける理由があるかもですが、英語については、「学校の勉強で大変」、「他のお稽古ごとの練習の時間をたくさんとりたい」、「もう、ここまできたらいい」と区切りにすることも多いと思います。

当教室では、他のお稽古や塾の時間と被ってしまい、続けたいけど難しいというケースがほとんどで、時間に都合がいいクラスを用意できず、申し訳ない、残念なことがほとんどですが、今まで経験してくれたことをステップに羽ばたいていくと応援しています。

自分の都合にあった曜日のmpi教室をみつけてくれることもあり、とっても嬉しく思っています。現在、学園前には、4つの教室があり、それぞれの教室は、独自の指導法で頑張っています。奈良の北地区では、この4つを含み、8つの教室もあります。そんなmpi教室と連携し、mpi生徒たちとしてみんなが継続してくれることは、ありがたいことです。発表会で顔を合わせるので、とてもうれしいです。

ママたちも送迎、本当に大変です。兄弟がいれば、何回もいろんなところに送迎する毎日。本当にお疲れ様と思っています。

その中で、ママたちは、「子どもたちが続けたいと思っている」理由があれば、頑張ってくれています。 でも、「わからない、できないことがあるから行きたくない」と言われたら、なかなか送迎の力も入らないと思います。

3年生ぐらいから特にアカデミックな分野であるフォニックス学習が入り、できないことも出てきます。書くことも増え、「英語で一週間に1回遊んでいたらいいだけじゃないの」という気持ちの生徒にとっては、「えー、勉強、嫌だよ」となると思います。

また、反対に書くことが大好きで、「どんどん書きたい」という生徒や、フォニックスルールでたくさん読めるようになって楽しいという生徒もいます。

フォニックス学習は、嫌だけど、英会話たいそう大好き、スキット大好き、面白いとステージタイムを楽しむ生徒もいます。

得意不得意分野があって当然です。英語は、言葉ですから。当教室では、得意分野をおおいに伸ばし、できないことについては、少しずつでいいと考えています。 「みんなができるのに自分だけできないから辞めたい」ということも言い出すと思います。

全部できないわけではなく、一部分ができないだけですが、「すべてできないと悔しい」という頑張り屋さんもいます。

ここがいい勉強の機会です。人間、全て人と同じであったり、人より優れていることはできないです。 そこを認め、「できなくたって、また、頑張ればいいよね」という大切な気持ちを育ててほしいです。

小さなクラスで自分だけできないと本当に悲しい生徒もいます。でも、できないことがあるのは、人生で当たり前です。堂々としていたらいいと思います。人の評価より、自分で自分を認めることがとても大事です。

「私は、これは不得意だけど、ここはできるよ」と胸をはってほしいです。こういう経験は、学校のクラスでは、なかなかできないと思います。ママたちも学校も「学校の成績を伸ばす努力をする子どもに育てたい」という目標があるのでは。

英語は、ことばです。いろんな分野でできています。文科省の指導要領では、五つの分野でと想定しています。ですから、例えば「コミュニケーションができる」という分野については、これは、勇気と練習があれば、だれにでもできる分野です。これが得意であれば、まず、そこを誇れたらいいと思います。

こつこつ練習する自分はえらい、表現力が素晴らしい自分はえらい、だれにでも挨拶ができる自分はえらいと思っていたらいいと考えています。

たくさん単語を知っているより、「新しい友達と仲良くできる力」が絶対に英語力を伸ばしていきます。これも実は、経験が必要です。

英語を継続するには、「できないことがあっても平気、自分のいいところを伸ばせばいい」とガーンと思えるかどうかだと考えています。

「人と楽しくお話ができ、自分のいいところを認め、他者のいいところに学ぶ」、これが本当のコミュニケーション能力だと考えています。

何も経験しないで、この気持ちに到達することはできないです。保護者の方も、「できないことがあって苦しむ姿は見たくない」というお気持ちもあると思いますが、お子様のいいところを励まし、「ここが嫌だ」と言ったら、「そうなんだ、ここが嫌なのね」と受け止めてください。たぶん、何かアドバイスするより、受け止めてあげることが大事だと思います。子どもたちもわかっていて、実は、乗り越えようとして言ってることが多いです。