突然ですが、まだ、10年前ぐらいの話です。塾の先生が「英語の音が聞けたり、言えたりなんて、あとで、できることは、今は必要ありません。」と言われました。
「ただ、問題が解けて、書けたらそれでいいんです。」と。
そんな音の無い苦しい英語学習をこなせるのは、よっぽどそういうことを得意とする生徒だけだと思います。
口で繰り返すかわりに書いて覚えるという人たちもいます。その時に、心の中で英語を音にしながら学習していると思いますが、その音は、日本語英語になっているかもしれません。
音の訓練を受けていないと「英語を日本語英語の音にして」学習すると、とても楽です。
すると、本当の英語の音を聞き取る力は養われないままです。
実は、とっても無駄な時間の過ごし方になっています。
もし、はじめから英語の音に慣れていて、「あとですればいいんです」と言われ、結局「できない」ことになってしまう力を、先につけておけば、どんなに楽でしょうか。
もちろん、音を身に着けるということは、「普段の生活の中に取り入れる」工夫が必要です。
幼児さんたちなら、「ママと楽しく遊ぶ時間」と思って英語の歌を歌ったり、低学年なら、「ママに褒めらることをしている時間」と思ってCD学習をしたり、中学年なら「教室で友達と会話を楽しむために練習している時間」と英語を練習する。
そんな風に生活に英語を取り入れるのが成功の秘訣と思っています。
耳からインプットし、口でもインプットできる力が高学年になるとついて、そこに文字が加わることで、五感からインプットする力の基礎ができていくと思います。