体験と目標が必要です。

英語世界に飛び込んだ時が、英語年齢0歳です。 

年長クラス3学期で始めた生徒たちがいます。 小学生になり、「やっと英語のマネをするのはこわくない」となりました。 でも、中には、初めのあいさつ、聞こえないぐらいの小さな声でしか言えない生徒もいます。2年生になった時には、大きな声であいさつができるようになってくれると嬉しいと思っています。 毎回のレッスンで、ドアを開けるときに、きちんと挨拶する習慣が先へつながる体験です。

「声が小さいくらい、英語には関係が無い」と思っている方もいると思います。 「英検に合格すれば、英語はペラペラになる」と固く信じている方もいるようです。

でも、日本語ではないことばを話すには、「初めて会った人に自分から、大きな声で、笑顔で話しかけること」から始まります。 それは、大きな声でいつも挨拶ができることから培われる力です。 「そんなことは、大人になったらできるようになる」と思われている方は、とってもラッキーな方です。

中学生になってずいぶんたっても、結局しっかりあいさつができなかった生徒が、かつて、いました。残念ながら、これ以上の英語のお手伝いはできないと判断しました。大きな声で、英語らしい口をしながら話すことをしない限り、通じる英語にはなりません。

高学年以上になったら「英語を話す目標」を持てない場合、結果が伴わないので、違う目標を追いかける場所に移る方がいいと判断しました。「なんとなく来て、とりあえず、笑って終わったらそれでいい」という時間を過ごしているだけでは、結果はついてきません。

「英語を話せるようになりたい」という明確な目標が無い限り、当教室でのカリキュラムについてくるのは、とても難しいと思います。中学生までに体験を重ね、自分はどうしたいか考えてもらいたいと思います。 毎週の宿題の成果が、先の力につながります。