フォニックスルールの中で、特に、サイレントEのルールは、音を作るには、かなり時間をかけて練習をする必要がありますが、一つ一つの練習の時に、
「そうか、こうなっているのね」とポイントを理解してできるようになる生徒と
「とりあえず、これは、こんな読み方なんだ」と、ポイントを無視して、「できること」だけを重視し、ポイントをみつけようとしない生徒がいます。
ポイントを理解できる生徒とできない生徒がいる場合、ポイントを理解できる生徒は、さらさら読めていけます。 クラスで自分だけできないと、とっても悲しいですから、「とりあえず、その場を乗り越える」という工夫をしていきます。まる覚えであっても、口の形の練習、音のデータベースの構築になります。
たぶん、5年生以上では、理解できる仕組みかなと見ていますが、小学1年生でわかる生徒もいます。 中学生でも理解できない場合は、多いです。 高校生、このルールを知らないで、大学受験を迎える進学校の生徒もいます。 センターの発音問題は、このルールがわかっていないとできないのですが。
このルールについては、これだけ、生徒の力の差がでますが、 そこを「自分でなんとか努力する、自分が努力したら、自分をほめる」という気持ち育てにしてもらったらいいなと思っています。
自分を褒めるのは、なかなか難しいことです。