3,4年生のプロジェクト

英語教室でプロジェクト?と疑問に思われると思います。 発表会に向けての練習は、1つのプロジェクトととらえています。みんなで作り上げるグループでの発表は、協力することが大事です。

今回、3年生3クラス、4年生3クラスが県の発表会「mpi フェステイバル in 奈良 2018」に参加します。10教室の合同発表会になるので、基本、1教室4エントリー参加ですが、少しオーバーし6エントリーをゆるしてもらっています。

mpi学園前からの演目は、「mpi教材を自分たちでアレンジし、発表演目に仕上げるという目標のプロジェクト」と考えています。

単に、「教材を覚えて言う」ということの先のことです。教材の英語を「きちんとしたリズムで、その英語の伝えたいことをジェスチャーや顔の表情、声のトーンなどで言う」のは、まったく当たり前。その先の「みんなで考えて作り上げるという経験」をして欲しいです。

「だれかがなんとかしてくれるから、自分は、なんか、そこにいればいい」という考えは、捨てて欲しく、全員参加、みんなで作り上げるという経験をして欲しいです。

自分の殻を破る必要があります。 表情豊かに大きな声が恥ずかしい年齢にどんどんなっていますが、「自分の言いたいことを伝えるには、それが無いと伝わらない」という場合、「自分だけは適当に」では、頑張っているメンバーの中で、どうでしょうか。

余談になりますが、本当に、上記ができていなくて「英語だけ言えた」では、伝わらないのです。海外で、自分の英語がまったく通じないという経験をすることが、本当は、とても効果的なのですが、小学生ではまだできないです。

また、「海外旅行であんまり英語を話さなくてがっかりでした」という場合もあると思いますが、「積極的に話しに行く」、「なんとか通じさせようと努力する」という態度が無ければ、英語は言いたくないと思います。

日本語でできる生徒でも、英語になるとだめという場合もあります。英語での練習がとても大事です。

「たくさんの人の前で、通じる英語が言える態度を重ねること」が、一つ、役に立つ思っています。英検に受かってるからだけでは、使えない英語と思います。自主的に英検受検準備で取り組んでつけた英語力をコミュニケーションに生かしてこそ、本当の力になると思っています。

そして、それを工夫して、みんなで作り上げる力が、3,4年生のその後の英語に取り組む態度にかかわってくるとも思っています。

「英語は外人さんとの一対一で、スカイプレッスンが一番だ」というお考えの保護者の方もいると思います。「小学校でも自主的に協働することなんて経験するし」と思われる方は、とても多いです。しかし、「英語でする」という経験は、「英語で自主的に協働する」場合、必要です。

ひとりひとりの生徒が、1つステップアップする経験になっていると思います。「自分の言いたいことを英語で伝えたい」という気持ちがあれば、たくさん英語を覚えたり、文の仕組みを理解したいという気持ちに繋がります。

「なんか習慣で英語教室に来ているけど、どんどん難しくなるし、もう、英語はやめたいな」という気持ちになる5年生にならないための経験になったらとも思っています。こういう経験をしても、「英語を話すことに魅力が無い」場合、違う方向へ進む勇気があるのは、とても大事だと思います。

人生は英語だけではないので、今まで教室で経験したことを生かし、羽ばたいていく生徒を応援し、送り出しています。