1つのアルファベットには、1つの決まった音があります。 Aエイは、アルファベットの名前です。音は、口を横に開いてあごを下げて出した時の音です。
この一つ一つの音をマスターしたとしても、ひらがなのようにすぐに読めるとはなりません。足していく練習が必要です。そして、速く読む訓練も効果的です。
英語は、数限りない文字の組み合わせがあるわけではなく、いわゆる「韻を踏む」というグループがあります。
en グループであれば、 p-en pen h-en hen t-en ten という風に言葉ができていきます。
アメリカの4歳用のフォニックス学習絵本は、このグループごとの練習です。イギリスで今、アルファベットは、名前を覚える前に、この音を覚えたらいい、また、大文字はあまり使わないから小文字から練習という学校もあると聞いています。
p-en pen h-en hen t-en ten の練習のあとに、
pen を見せると pとen と分けてまず、読んで、次に繋げて pen と読む練習をしています。 単語の文字を音に分けて繋げる練習をたくさんすることで、読める英語が増えます。しかし、もともとのpenの音を聞いたことも無ければ、音をつなげることができません。
たくさんの英語の音を知っていることが読める力に影響をします。そして、今、このグループ英語をたくさん練習することで未知の英語を読めるようになり、自分で新しい言葉を覚える力にしていきます。
BBLシリーズは、この練習のための物語がたくさんあり、幼児さんたちは、文字はわからないけど、楽しい物語につられ、たくさんの英語の音を言い、遊んでいます。
次に、音としてpen と聞いた時に、p – enと分けられると、文字化できます。読めるようになったら、こうやって書く練習です。 1年生の間に、3文字単語の基礎がマスターできると楽しいです。ただ、書くことはとても大変な頭の作業になるので、完成は、3年生がいいと思っています。全員の成長の段階が、「3年生ならフォニックスが理解できる」というところまできます。
フォニックス学習は、とても個人差が大きいです。
でも、最後は、みんなできるようになります(中学に入るまでには) それぐらいのスパンで、考えてても間に合います。 フォニックスで苦労した生徒も、英検合格をできています。
3,4年生で「フォニックスがうまくいかないから楽しくない」となると、とても残念に思います。英語は、この力だけではないのですが、どうして、フォニックス学習の比較で、「自分はできないからクラスで楽しくない」と思ってしまうのか。思春期の脳の働きのなせることかなと思い、生徒の気持ちに寄り添いたいと思うことがあります。人には、いろんな得意分野があります。それを誇りに思ってほしいです。
フォニックスが苦手な場合、少しずつ努力するという経験にして欲しいです。少しは努力しないと克服できない分野があります。1,2年生のころは、「好きなことだけしていたい」気持ちが強いですが、3年生からは、「できるようになるためには、少しずつ頑張る」という気持ちが芽生える時期です。
1年生は、できることが楽しーいという練習を重ねて欲しいです。