伝える力を育てること

以前のブログでも書いたことがありましたが、イギリスに住んでいた時に、発表教育がとてもさかんでした。

幼児さんたちは、歌の発表。小学生ぐらいでは、演劇発表もあり、高学年の発表は、見ごたえがありました。

また、お友達の家に遊びにいくと、Tea と言われる「子どもの夕食」時間が終わってからがお迎えでした。5時ぐらいがその時間で、6時ぐらいにお迎えにいきます。低学年は、7時から8時の間に就寝しというお友達たちでした。

ママも交えての食事なので、大人ときちんと会話します。パパが帰宅しているお宅もあり、きちんと大人と会話する時間を持ちます。

人ときちんと会話ができ、また、大勢の前で発表できる力というのが、イギリス社会で生きていくのに大切な力ということがよくわかりました。もちろん、立場にもよると思いますが。

AIの時代になれば、「英語を話さなくても翻訳機がありますよね」と言われる方もいますが、「難しい語彙が必要な事実を伝えるのはAIが得意かもですが、心を通わす会話は、やはり人間同士ではないでしょうか」と思います。

「日本語でできるようにしておけば、英語でもできますよ」と言われる方もいますが、「英語での伝え方をマスターしていないと伝えることができないこともあります」とお話することがあります。英検の現場は、それを問います。

単語をたくさん知っていることが英語を伝える力になるわけではなく、伝え方がとても大事です。

それができることが「アルファベットを全部書ける力」よりも、必要です。伝え方を練習する分野を柱の一つとしているのが、mpiカリキュラムです。