小さな教室で、英語を身に着けるということ

幼児クラス、小学生クラスでは、「英語を勉強する」ということではなく、「英語を練習して身に着ける」ということをしています。英語を知識として知る勉強は不向きです。

しかし、「新しいことができるようになる」ためには、いろいろなことが起こります。今まで、自分ができなかったことをできるようになる過程です。

英語を身に着けるためにしなくてはならない過程は、「自分との戦い」ということも言えるかもです。「新しいことができるようになる力」を身に着けるためのとてもいい経験になっています。

「練習する」ことが必要です。コツコツ型でない場合、困ることもでてきますが、クラスメンバーからの刺激で、なんとか乗り越えていきます。

「練習したことを他の人に披露する力、態度」が無ければ、知っているだけにとどまります。発表力、コミュニケーション力ですが、殻を破る必要がある生徒もいます。

一番大きな経験は、「フォニックスルールを使えるようになるための過程」です。クラスの皆ができるのに自分だけできないという現象も起こりえます。それは、どんなことでも起こることですが、小さなクラスで起こると「自分の力に向き合う」ことになります。「自分は自分のペースでいい」、「でも、しっかり練習して努力していく中で少しずつできていくので、逃げない」という姿勢を身に着ける大きなチャンスです。

「皆ができるのにうちの子だけできない」や「自分だけできないと面白くないのでやめたいと言っています」ということが起こった時に、どういう対処をするかは、保護者の方にゆだねていますが、継続している生徒たちの場合、保護者の方の見守る姿勢がとても素晴らしいです。

「英語を身に着けるということ」は、「新しいことができるようになる」ということで、その過程では、「乗り越えなくてはならないこと」がたくさん出てきて、それが、とてもいい経験になっています。

私事ですが、帰国子女で英語ができるようになるためには、実は大変な努力をし、また、苦労を乗り越えなければなりません。そして、それが生きる力となっていることが多いです。

そこまでではありませんが、教室の生徒たちは、いろいろな苦労を乗り越える中で、ステップアップしています。とても立派です。