1学期のコメント送信を終えて

夏休み中に、小学生、中学生生徒のそれぞれのご家庭に、1学期の様子を伝えるコメントを送っています。ひとりひとりに向き合って育てていくことを大事にしています。

全員への送信を終えた時に感じるのは、「ご両親の姿勢が子どもたちにとても影響している」ということです。幼児クラスから継続させるのは、努力が必要なことです。

例えば、我が家の場合、選択の余地は無く、我が家の子どもたちは、生育過程で、「日本語世界」と「英語世界」の両方で教育を受ける環境にあり、両方の言語の世界で生きることが当たり前でした。それでも、あくまでも日本語が母語であり、英語は、第二言語です。

孫たちの場合、親(うちの息子や奥さん)が英語に困らない成育歴なので、子どもたちにも英語世界で困らない人生を送らせたいという気持ちがあり、母語は日本語、英語は、先で本格的に取り組む時にスーッと入れるように自然体で取り入れています。子どもたちは、「英語に興味があり、英語がしたーい」という意思ということではなく、英語世界もあって当たり前の生活です。

そういう環境でなければ、ママやパパが「英語で困らない人生を送らせたい」というお気持ちで、幼児クラスに連れてこられます。

「子どもに英語が向いているか向いていないか確かめてから」という保護者もいらっしゃいますが、「日本語を話すのに向いているか向いていないか確かめてから」とする方は、いないと思います。言語というものは、向き不向きがあるとは思いません。ただ、新しい環境に馴染むことに慎重な子どもたちは、英語世界に慣れるのに時間がかかり、それを待てるかどうか、家庭でいかに英語世界を作ってあげられるかの違いだと思います。

しかし、英語教室に通う時間が、子どもたちにとって、「他にすることを犠牲にする時間」となっていたら、絶対に続きません。子どもたちの気持ちに寄り添うことが必要な場合もあります。

そういう苦労を乗り越えて応援してくださっているご両親は、稀有な存在だと思います。子どもたちも頑張っています。そういう保護者、子どもたちに巡り合えていることに感謝しています。