英語幼児クラスをおすすめする理由

英語教室をしているものが、「日本語が大事ですよ」というのは、おかしいと思われる方もいるかもですが、「母語がしっかりできていることが、考える力を育てる」ということを、しっかりわかって欲しいと思います。

でも、「幼児時期から英語の時間を作ってください。」と強くお願いもしてるのは、

「ご家庭でママやパパとおしゃべりができていて、保育園、幼稚園、公園などで、お友達とたくさん遊ぶ中で確立できている日本語があること」が前提で、英語時間を作ることには、問題が無いからです。

「どの程度の英語の時間を持つか」が大事なポイントになりますが、幼児期からママと英語で遊ぶ時間を作る理由を指導経験も踏まえ、以下に示します。

理由:

1、3歳で母語が確立すると言われていて、4歳以降で新しい言語の音を嫌がる傾向があるので、英語世界があるということは、音として4歳までにご家庭で作って欲しい。

2、1を注意すれば、幼児さんたちは、新しい言葉の世界になじみやすい。

3、ごっこ遊びの好きな幼児さんたちは、英語でごっこ遊びを楽しめ、耳がいい。

4、年中さん時代の覚える力は、絶大

5、年長さんは、もう、いろいろなことができる

6、幼児時代に英語のバックグラウンドができていると、1年生でたくさんの英語を楽  しむことができる

7、1年生からでも、「英語の世界に入りたいという生徒」は、大きな力を持っていて、とても頼もしいと思うが、全員がそういう気持ちになれるわけではなく、環境が大きいと思うことがある。

★ 注意点

①英語になじむには、個人差が大きいです。生徒が「とても慎重な性格」場合、英語世界になじむのに時間がかかりますが、それは、どの年齢になっていても同じなので、幼児時代だから特に嫌がるということではなく「新しいことについて、とても慎重」な性格だからということだけのように思えます。

②「書くことは嫌がりませんが、英語を言ったり、歌ったりするのは嫌がります」という場合、英語世界になじむのに時間がかかっていることかなと思います。音が無いアルファベットを書くのは、ひらがなを書くのと同じです。アルファベットを覚えたことが英語の第一歩ではありません。まして、幼児期に「英語検定に受かる問題集をこなす」ことが英語力をつけることではありません。

③英語コミュニケーションのためには、

ママとのコミュニケーション確立 ー> ママと一緒に外部とのコミュニケーション確立 ー> ママから離れてお友達とのコミュニケーションの確立

という順番をたどることとなります。日本語でできていないことは、英語ではできません。残念ながら、この考え方にご賛同が得られない場合、他の教室をおすすめすることあります。個人差があるので、全員同じ時期にそれができるということはありませんが、年中クラスからは、「お友達とのコミュニケーションができる」ということを活動の基準にしていますので、「まだ、ママと一緒がいい」という場合でも、勇気をもって、お子様を送り出すという姿勢の保護者と歩んでいます。

つまり、「英語世界を作る」ことは、「子どもの社会性を育てる」ことと一致し、人数の少ないクラスの中で、それを丁寧に育てることができるということかもしれません。

幼児時期は、まだまだ、ママやパパとの世界が大事です。自宅で英語練習をする時間を親子の絆を深める時間にしてください。 私事ですが、我が家の子どもたちが小さいころ、一緒にたくさん英語の歌で踊ったりしていた時間は、とても楽しかったです。また、現在、4歳と2歳の孫たちは、パパやママと同じことをしていて、「家庭発表会」をとても楽しんでいます。もちろん、日本語も英語も同じようにしています。