中学生クラスでの目標

中学生クラスの目標

1、英語を使って話す態度を身に着ける

★ その中で{「まあまあ」という返事をしない}を一つの目標とします。

何か質問すると「So so」と答える小学生が多いです。 これは「、質問の答えを考えていない」ということと同義です。 英語では、「はい」か「いいえ」です。でも、「はい」の中に、少しだけ「はい」もあり、そのコメントをつけます。「いいえ」の中に、そんなに「いいえ」では無いということもあり、コメントをつけます。

そうすることで、会話が広がっていきます。まあまあ、では、「この会話したくありません。あなたとは話したくない」という意思表示と受け止められても仕方ありません。

また、「ずっと考えて返事を長い間しない」という生徒のなんと多いことか。 

「こんな答えをしたら、どう思われるだろうか」と推察しています。 それは「自分もそうするから」が含まれているのではないでしょうか。 海外に出た時に、「どんな答えをしても、受け止めてもらい、変に思われないい」という現実に接し、「え、こんなんでいいの? 今まで苦労したな」という感想を持つ大人は、多いのでは。

また、何か新しい提案をしていくと「えー!、やーだ」と、声をあげる生徒の多いことか。「じゃ、しなくていい」と言われて、キョトンとします。 日本人、遠慮のかたまり、まず、「私は、そんなことはできません」と謙遜する文化でしょうか。 

そして、「Who wants to try ?」に 名乗り出なかったら、絶対にさせません。 そういう状況を、「えー、えー」と見ていて、必ず、あててもらえると思っています。いえいえ、したくない生徒は、無視です。 海外では、「したくない人は参加しなくていい」つまり、その態度は、「あなたとは、ご一緒したくない」という意思表示ですから。

という、「どの国の人ともきちんと会話ができる態度」を養う目標です。

2、論理を鍛える

「国際言語は、実は論理です」と言いきった国際人がいます。 まさにその通りです。 日本人は、とてもそれに弱いです。日本文が「あいまいに言いたいことを伝える」という様式だからかもしれません。

英語のスピーチ、英語のライテイングは、「論理を推し進めることができるか」にかかっています。日本語で書いた作文を翻訳する技術ではありません。 これは、ある事柄をカテゴリーにまとめ、英文構成ルールにのっとって組み立てていくという技術です。 まず、「ある事柄をカテゴリーにまとめる」力は、文法理解力から、訓練していけます。 小学校3年生から始まっています。

ちなみに、「英語の文法」は、「自分の言いたいことを、よりうまく伝える知識」です。 文法を使って英語をちゃんと組み立てることで、「英語を聞いてくれる人が理解しやすい」という思いやりの気持ちで頑張ってくれたらと思います。

私は、イギリスで、「上記のような視点で文法を学ぶクラス」に入り、本当に助かりました。

3、ちゃんと伝わる英語で話す

ただ、覚えた英語を言っただけでは「伝わりません」。 この仕上げの時期が来ています。

以上、3つの目標を代表として掲げましたが、「学期末テストにここが出るから練習しよう」という訓練が、必要なら、「そういうことをしてくれる場所」に行くか、「自分でするか」という自立した態度の生徒を望んでいます。 

「学校で教えてくれる内容をしっかり自分のものにする」ことと「必要な文法を自分で学習する」という態度が無ければ、上記3つの目標も達成できないです。

なお、学期末テスト等の内容は、「英語力を養う」以外の検査内容も多く含まれていると感じます。 「事務能力検査」みたいだなと思うことがあります。

「英語力」より「事務能力」を重視する場合、きっと、他にいい場所があります。 また、「いい点数をとらせることを教えてもらえたらそれでいいです」という場合も、他がいいと思います。

学校の筆記テストの点数は、残念ながら、まだ、「英語でコミュニケーションできる本当の力をあらわせない」と判断しています。もちろん、もう、進んでいる中学校もあるので、見極めてください。

生徒たちは、「保護者の皆さまの判断」をまず、重視する場合もあります。 スポンサーですので、当然です。 

なお、中三については、現在の状況から、「高校受験勉強に専念」もいい選択だと考えています。

今年も、mpiカリキュラムをいったん終了し、高校受験勉強に専念する新3年生もいます。 生徒の事情を重視しています。