子どもたちの「Tea」の時間

イギリスの子どもたちには、「Tea」に招待されるという習慣がありました。

これは、放課後(3時から3時半くらい)、自宅には帰宅しないで、友だちの家に直接、友だちと一緒に帰り、4時から5時くらいに、軽い夕食をいただき、親は、6時くらいに迎えに行くという習慣です。

「Makikoもお茶していくよね」ってことで、少し、親どうしおしゃべりを楽しむ時間を経て、帰宅となります。

息子が8歳くらいになると、帰宅していたお父さんも一緒に「Tea」に参加し、子どもたちとおしゃべりをする家庭もありました。

お父さんたちにとって、「Tea」は夕食ではなく、紅茶を飲みながら、自分の子どもたちのみならず、招待した子どもたちとも、おしゃべりをする時間です。

大人の人ときちんと話す英語を身につける機会にもなっていたと思います。

我が家の場合、「お父さんは、企業戦士」でしたから、そんな時間には帰宅しておらず、私が話し相手になることもありました。

8歳ぐらいになると、それまで、私を「MAKIKO」呼んでいた息子の友だちたちも「MRS. FUJII」と呼ぶようになり、いろんな話しをきちんとできるようになっていました。

(息子の友だちたちは、小さい頃は、彼らのマミーたちが、私を呼ぶように、ファーストネームで私を呼んでいました。)

「Tea」の時間は、とても大切なものでした。