いつ英語レッスンを始めるか?

5,6年生になると、「英語をきちんとしていきたい、習いたい」と自ら言い出す生徒は増えてくると思います。 「友達が行っているから」という単純な理由が無い限り、それまでは、自分では言い出さないかもです。

5,6年生になると小学校での英語クラスも充実してきて、中学を控え、生徒自身が英語を習いたいと言い出すかもしれません。

子どもの自覚を待っている保護者の方も多いと思います。「親が何かを押し付けることはしたくない。自立した子どもにしたい。」というご意見、もっともだと思っています。

しかし、ことばというものは、そういうものではないかもしれません。 赤ちゃんが、自ら言葉を学びたいという自覚を持って母語を練習しているでしょうか?

親は、言葉を覚えてほしいと願っていますが、ひらがなを書けることから始めているでしょうか?

赤ちゃんは、膨大なことばの海でことばを習得していっています。

では、英語は、単語と文法を知れば、使えるようになるのでしょうか? 知識があっても、それは、使えるということではありません。 もちろん、外国語として身に着けるとき、文法知識は、「自分の作る英語が正しいかどうか」と判断する役割を持ち、とても効果的なものですが。

「文法を理解する年齢になってから英語は学ぶもの」というお考えの保護者の方は、まだまだ多いかもです。

でも、英語は、ことばです。 まず、私たちが母語を学んだような環境があって、英語に慣れ親しみ、ことばのデータベースをたくさんたくさん習得することは、とても有効な手段です。

そのことばのデータベースを整理できる段階、つまり、文法を理解できる年齢になれば、培ってきた英語のデータベースをより自由に使えるようになります。

「英語を話したい」という年齢になった時に、すでに、英語が話せる力をつけていてあげたいです。

それまでは、こどもは、自ら英語を習いたいとは言わないものかもですから、ママたちの出番かもしれません。