ご家庭で英語環境作りに取り組んでいただいていると思います。

ご家庭で英語環境作りに取り組んでいただいていると思います。少し、幼児クラスでの言葉の発達について 書かせて下さい。

2、3歳クラスから英語に慣れるという経験をしてもらっているのは、ママの練習のためです。日本語を習得するのと同じ段階を経ていくのが幼児期です。自宅環境が大きいです。しかし、過度なことは禁物です。

で、絶対に避けていただきたいのは、食事中に英語の歌をかけて大切な母語の発達の場を奪うことです。まず、しっかりとした日本語の発達があっての第二言語です。

バイリンガルとよく言いますが、2つの言語の力が同等ということはあり得ず、第二言語が、非常に母語と近い習得になっているということです。

第二言語を母語と同じ力にしてという幻想は、特に、まわりで英語を聞かない環境では、持たないということも大事です。まず、日本語の発達が一番です。

では、「英語で何ができるか」ということですが、言語を音楽と同じようにとらえ、「たくさん、英語の歌が歌えること」と、「場面ごとの決まり文句をちゃんと英語のリズムで言える練習を楽しく継続する習慣付けをすること」だと思います。

幼児期は、親子で楽しむことにつきると思います。 先日、5才の孫と30分ぐらいのおつかいに出ましたが、ずっと二人でたくさんの英語の歌を歌い続けました。

昨年末までアメリカの幼稚園にいて、現在は英語保育園に通っていますが、お友だちとは日本語で会話し、先生とは英語でとなっていて、日本語もしっかりしています。 英語については、インプット量が半端ないので、しっかり細かい音までとらえ、口がしっかり動きます。こういう状態をキープし、言葉の理解が進めば、英語も言葉として定着していけるのではと思います。

母語をしっかり発達させ、英語は、音としてしっかりとらえ、真似ができるトレーニングをしていくのが幼児期です。 子どもたちが赤ちゃんだった頃を思いだし、日本語の習得と同じととらえて下さい。

「小さいときからすれば、単語をたくさん覚えられるからさせる」と間違った認識でスタートさせる英語スクールもあると思いますが、子どもは、

1、楽しくないとしない

2、すぐ覚えるが、接していないとすぐ忘れる

ということの中で興味のない言葉を覚えさせることは難しいです。