これから目指すものーハワイ旅行よりー No.1

今年何を目指したいか?

 

去年秋から1か月に1回「地球市民を育てる教師のための研修会」という勉強会に参加しています。「どんな子供を育てたいか」を念頭に置いて、目的や目標を決めてより良いレッスンを作るため、教育に関わる先生のための勉強会です。

 

そこで学んだまず第1のこと、目標・目的をはっきりさせるということです。mpiでは、「世界の15歳と対等に会話できる、15歳を育てる」という最終目標があります。それを具体的なイメージとしてどんな生徒さんを育てたいか、お正月に考えてみました。(風邪で寝正月だったので時間もしっかり使えました)

いろいろな言葉が思い浮かぶのですが、今年の目標として思っていたのが、「自分の立ち位置がわかる」ことです。中学生ならまだしも小学生には?と思われるかもしれないですね。

話は飛びますが、勉強会が始まってしばらくして、家族でハワイ旅行をする機会がありました。家族と言っても、娘と二人旅です。ハワイなので対して英語を使う必要もないかなと思ったのですが、やはりちょっとしたことで自分のしたいことを伝えたりするのには、使うべき場面はやはりありました。


 

今回は娘とは別行動の日があり、その時にハワイ在住の日本人の子ども達のためのお話会を主催されている直子 Mollerさんのクラフト教室にお邪魔したりしました。せっかくハワイで英語で話す環境なのに、どうして日本語の本を読ませるのか?とお聞きすると、日本語を忘れないためだと。向こうで生まれた子供さんとは違い、お仕事などで一家で移ってこられている家族は、いつかは日本に帰られます。その時にちゃんと日本語が使えるようにということでした。家の中では日本語を使われていても限度があるということでしょうか。

私が感じたのは、自分たちが日本人だと自覚されているからこそ、子どもさんにもそれを伝えようとされている、ということです。見ため、言語は当然日本人なのですが、日本人としてのアイデンティティ―をしっかり育てることが大きな目的なのだと。日本で行われている英語教育を考えると、その違いがはっきりしていますよね。

日本で過ごしているので、日本人としてどうあるのか、ということにあまりにも無頓着のように思います。でも、これから日本は人口が減っていき、海外から多くの人たちが移り住んくる時代になりつつあります。その中で私は日本人よ!と共通語の英語で胸を張って言える、そう言う子どもを育てたいと強く思うのです。