楽しんごならできる?!

年長さん3人のクラスです。

時間前には玄関を開けたままにしてあるので、3人ともすごい勢いで駆け上がってくる。

近所のGは一人で歩いて来る。

少し離れたYは、ママかパパが送り届けてくれる。

もう少し離れたMは、ママが自転車で、雨の日は車で送ってくれる。

早く着いた子がどこかに隠れて、後から来る子を驚かすのを楽しみにしている。

以前はママも出席してくれていたが、最近は子どもたちだけとなり、日に日に地が出てきて、逞しさを見せている。

ときに興奮し過ぎて、無法地帯になることもある。

そんなときは、10から1までカウント・ダウンするか、私自身が静かに固まる。

これで、一人もどり、二人もどり、最後の一人も戻る。

が、それ以上続くときは、私のハンマーが炸裂する。

万一、それを楽しみにしていたら困るなあ。

次なる作戦も用意しておかなくては。

彼らにとって興味あるものは放っておいても食いついてくる。

子どもって正直だなあと思う。

3人とも、英語で言えるのに、わざと日本語で言うときもある。

そんなときは、敢えてストップはかけない。

Yes, that’s right. とか Oh, that’s perfect! とか褒めている内に、必ず英語に戻ってくる。

Gは中国語、韓国語、叔母ちゃんが嫁いでからはインドネシア語でも数えられるようになり、それを披露したいのだ。気持ちはよく解る。

eightのときは特に「ドゥラパン(delapan)、ドゥラパン」とはしゃぐ。

私の質問を聞いて、自分の答えを考えて、YesかNoのコーナーに分かれるというゲームをやった。

“Are you from Japan?”のとき、GはNoを選んだ。

家と幼稚園では日本人だけど、ここではインドネシア人だそうだ。(Haha…)

先週、英会話たいそうカードブック1の第1グループ、”Where are you from?” “I’m from Japan.”を少しだけ練習した。

国旗カードで、中国、韓国、インドネシア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ブラジルだけ紹介した。壁の地図で探しながら。

Mは中国の国旗を見て「あっ、チューカジンミンキョーワコク(中華人民共和国)だ!」と叫んだ。

保育園で覚えたのかな。音がおもしろいのかもしれない。

今週は日本、韓国、中国、インドネシア、ニュージーランドにしぼった。

Gは国旗が登場すると歓喜する。「ぼく、だあい好き!」

水曜の子たちと違うのは、くまなく覚えるというより「これは!」と思ったものだけ口に出すので、あんまり覚えてないのかなと思っていた。

しかし、英会話たいそうの絵カードゲームを始めると、意外や意外、よく耳に入っているようだ。

ママたちがカード→こちらを切り分けて、後ろに名前も書いてくれて、準備万端だ。

不ぞろいなのは自分で切ったんだろうな。

Gのは名前がなかったけど、「名前がないのがGのだから、まちがえないよね。」

全員「そうだね。」

mpi初級セミナーで、初めて “Can I go to the bathroom?” に触れたとき、このフレーズを実際に教室で使う機会はそんなにないだろうなと、正直思った。

ところが、水曜も日曜もこのフレーズのオン・パレードだ。

Yは今日、連続3回使ってくれた。

最後のとき、鍵がかかってしまい、中からSOSを…。

落ち着いてドアノブを回すように指示して、一見落着。

Gも “Can I…bathroom?” と、”Sure.” も待たずに走って行った。

“Can you play the piano?”に対する “Yes, I can.”の絵カードが、写真にあるように、すごいことになっている図だ。

MだったかGが「楽しんごならできる!」と言って、自らやりだし、後の二人も続いた。

私は彼がしているのを見たことないけど、中国雑技団なら目の前で見たことがある。

私には到底無理なポーズである。

さて、最後に、にちようクラスのママたちへ。

「また、ときどきレッスンに参加してね~。」