My Way 関西弁意訳

火曜6時半クラスの「My Way」朗読発表の日がいよいよ近づいてきた。
Y子が運営するNPO法人「ドリーム&YUME作業所」第11回創立記念のパーティーが4月7日にある。毎年プロの音楽家が演奏してくれ、最後にはY子の大好きな「My Way」を演奏してくれるのだそうだ。Y子は日本を離れているからあまり知らないと思うが、「My Way」はカラオケでけっこう敬遠されていた曲の1つである。上司が気持ちよく歌うのを聞かされる部下に不評だったのかもしれない。とにかく今回の機会がなければ、歌詞に着目することはなかったと思う。こんなに韻を踏んでいるとは全く知らなかった。K子の意訳した関西弁は相変わらず生き生きしている。K子もいつものビートルズの歌詞とは打って変わって苦労したようだ。オリジナルの英語の歌詞をここに載せていいのかどうか分からないが、とりあえず載せよう。これを読んでくださり、私たちの解釈に少し変なところがあると思われた方、どうぞフィードバックをお願いいたします。

MY WAY

Songwriters: Shawn C Carter/Paul Anka/Claude Francois/Giles Thibaut

And now, the end is near,
And so I face the final curtain.
My friend, I’ll say it clear;
I’ll state my case of which I’m certain.

I’ve lived a life that’s full –
I’ve travelled each and every highway.
And more, much more than this,
I did it my way.

Regrets? I’ve had a few,
But then again, too few to mention.
I did what I had to do
And saw it through without exemption.

I planned each charted course –
Each careful step along the byway,
And more, much more than this,
I did it my way.

Yes, there were times, I’m sure you knew,
When I bit off more than I could chew,
But through it all, when there was doubt,
I ate it up and spit it out.
I faced it all and I stood tall
And did it my way.

I’ve loved, I’ve laughed and cried,
I’ve had my fill – my share of losing.
But now, as tears subside,
I find it all so amusing.

To think I did all that,
And may I say, not in a shy way –
Oh no. Oh no, not me.
I did it my way.

For what is a man? What has he got?
If not himself – Then he has naught.
To say the things he truly feels
And not the words of one who kneels.
The record shows I took the blows
And did it my way.

Yes, it was my way.

意訳:石坂邦子

もうすぐ 終わりが近づいてきてる
うち、みんなに胸張って自信持って言うわな

うちな ホンマに精一杯生きたで
うちが歩かなあかん全ン部の道を旅してきてん
しゃあけど そんなことよりもっと嬉しいのはな
全ン部の道を 自分を信じて 自分の心の感じたまんまに 歩ききれたって思えることやねん

後悔はないんかって?… ウーン ちょっとはあるかな
しゃあけど ほんまちょっと過ぎて 言うほどでもないわ
自分がせなあかんことをしてきてん
いっつも それだけ してきてん

生まれる前から決めてた自分の人生の地図通りの道を
ちゃ~んと計画通りに 迷わんようにって 一歩一歩 歩いてきてん
しゃあけど そんなことよりもっと嬉しいのは
全ン部の道を 自分を信じて 自分の心の感じたまんまに 歩ききれたって思えることやねん

そやねぇ… あんたも知ってる通り 自分が持ちきれんぐらいのもんを持とうとした時もあったよ
アカンかも…って思った時でも ギリギリまで行けるとこまでいって、ギブアップやなくて得心して止めた

止めることは恥ずかしいことやないんよ しゃあけど勇気いるねん
その勇気を持てたことに胸を張ってきた
ほんまに感じたまんまに歩ききれた

愛してきたし 笑ってきたし 泣いてきたし
手にしたものもあるし なくなってもたもんもある
今は 泣くこともなくってんやん
ほんだら 何か 全ン部 楽しいことやったにゃなぁって 気づいてん

うちがやってきたことを考えてみたらな…
恥ずかしがらんと言うてもええかなぁ…
ちゃうな ちゃう ちゃう そんな言い方 うちやないな
全ン部の道を 自分を信じて 心の感じたまんまに 歩ききれたんやから

人って何のためにおるんやろなぁ ほんで人っていったい何を持ってるって言うんやろ
あんなぁ 自分自身を丸ごと受け入れて 開き直って大好きになられへんかったら
なんも持ってへんのとおんなじちゃうかな

ほんまに自分の五感で感じたことを言うたらええねんやん
口先だけのきれいごとを言うんやなくってな
振り返った うちの道にはな 人からいろんなこといっぱい言われて
心が折れそうになったことも 記録されたあるわ
しゃあけどな うち 自分を信じて 自分の心の感じたまんまに 歩ききれてん!

なんでやって ホンマにそれは うちの道やから

p.s.

“I bit off more than I could chew” — 「手に余る仕事を引き受けた」