A 6-year-old guest from Singapore

シンガポールから今年も、パパMさん、年長のTくん、2歳のHちゃんが来てくれた。ママIさんは仕事の関係で一足先に帰国された。Tが1歳のころからなので既に4,5回だろうか。去年参加したクラスの子はお互いに覚えていた。それ以前の子たちは小さ過ぎて忘れてしまった子もいたかもしれない。
 
当初1クラスだけに参加予定だったが、当日お昼前に、せっかくの機会なのでできるだけ多くの子と交わって欲しいと急に思い立ち近所の子に声をかけた。急遽決まったT’s Game Timeだったが9人集まった。学校から帰った子どもたちに伝えて送り出してくれたママたちに感謝。遠くの子、急で来られなかった子、ごめんなさい。
 
先ずは、♪Hello, Hello, What’s Your Name? でボトルを回し、名前を覚える。Go Fishで名前を呼ぶから必須である。前に出て一人ずつ自己紹介や歌や絵本の読み聞かせなどしてゲームタイムに入った。
1. Go Fish(大文字/小文字)

2. 大文字と小文字の神経衰弱
3. ハングマン(mpiのゲーム特集でもハングマンはあるし、私自身英会話を習っていたころネイティブの先生に教わったが、うちの教室では未だ紹介したことはなかった)
 Tが皆に教えてくれたのがハングマンである。綴りを一文字ずつ当てていき、間違えると首吊りに向🐑かって一筆ずつ描き加えられる。こういう一見残酷極まりないゲームが英語世界のキッズのみならず今日集まった9人も一遍で気に入ったようだ。Tの一筆一筆に熱い視線が集まる。アルファベットの読み(レベル1)書き(レベル2)、フォニックス(レベル3,4)、多読(レベル5~)へと繋がっていく9年間カリキュラムで勉強している彼らのモティベーションが急上昇するかな。

 
Tが例として挙げたのが ___  ___ ___   r だった。昨日奈良公園へ行ったそうで答えはdeer(鹿)。しかし知っている子はいない。まだフォニックスを習っていない子と、マジックeが終わった子、礼儀正しい母音が終わったばかりの子たちだ。Tにフォニックスの絵カードを見せて、この中から出すよう頼んだ。が、次は  ___ ___ ___ r  (Tはどうもrで終わることばが好きみたい) しかし、これはチームワークで何とか、starと当てた。もうこうなったら、自分たちが出題することに虜になってしまい、フォニックスをやってない子とやってる子のペアで、Let me try.攻勢が始まる。 そして、3文字単語が続く。あるペアが __ w __ と書いた。だれも当たらない。私は two かと思ったが違うと言う。とうとう、ハングマンが出来上がり、降参。何と答えはcowで、完全に綴り間違いの出題だった(笑)。
 

同年代のTが教えることで、食いつきが全然違った。しばらくハングマンに夢中になったり、綴りが未だのクラスはこのゲームやりたさにモティベーションがアップすること間違いなし。 今日来られなかった子にはレッスンで紹介しますからね。

 
ところで、恥ずかしがりやは日本人だけではない。シンガポールのママが「Tはちゃんとプレゼンテーションできましたか?」と心配するほど人前でしゃべるのが嫌いらしい。
それでも「ゲームを教える」というミッションというか大役はちゃんと果たしてくれたし(大人クラスでも)、ニコニコ笑顔でみんなと仲良くできたからママにいっぱい褒めてもらってね。それに、100枚ぐらいの英語の単語カードをものすごい速さでSpeed Readingするパフォーマンスをして第一言語の底力を見せてくれた。ママに因るとTくんは本を読むのが大好きだそうだ。新年1月から小学校に入学して来年のプレゼンテーションがどう変わっていくか楽しみである。 

帰るころ雨が降り始め、パパが離れた駐車場に車を取りに行ってる間、大人クラスにもハングマンを紹介してくれた。出題は”maze”。難しかった! みんなで英語で質問攻め。食べ物? 飲み物? 動物? シンガポールにある? 日本にもある? 硬い? 軟らかい? 今見える? 生きている? などなど。答えは「迷路」。

れから兄、妹二人でアンパンマンのひらがなパズルを母語の英語でやりとりしながら、ノビノビ楽しそうに遊んでいた。

Tはいつもキーホルダーとかペンとか絵はがきとか、可愛いお土産を子どもたち一人一人に渡してくれる。話のきっかけにもなるし、喜ばれるし、いい習慣だなぁといつも感心する。ありがとう、Tくん、来年も待ってますよ~。