「第21回 まつもと式こどもディベート道場 in Osaka」に参加

NPO法人Creative Debete for GRASS ROOTSが主催する「まつもと式こどもディベート道場に小5のSが初参加してきた。

先ず目標が黒板に書かれる。

1. 考える

2. 考えた事をことばにする

3. ことばにした事を伝える

初参加の子もリピーターも緊張した様子が「コミュニケーションゲーム」をする内に次第に溶けていく。

― 全員が名前を大きい声で伝えていくゲーム

― 4拍子のリズムを好きなように身体で表現し、それを皆がコピーしていくゲーム

―  「違うよ」ゲーム:ペアになって相手の言うことを否定する。違うよ!と言えるようになる為のトレーニング。同じ否定するのでも言い方によって受け取る感じが異なることを体感する。

― 「事実か意見かじゃんけんポン」:何か単語をどんどん挙げていき、それがグーのグループかパーのグループか分けていく。説明をせずに始めるので、どういう分類で分けていくのか考える、考える。大人の私も必死に考えた。

 

それからトピックが与えられ、 「優先座席」について考えた。あるべきか?なくすべきか?

先ずは自分の経験談を話したりして自分の本当の気持ち、意見に忠実に一列に並ぶ。100%あった方がいいと思う子が右端だとしたら、そこから80%、60%、55%、50%、40%、30%、0%という風に。すぐ決まる子もいればなかなか決まらない子も。Sは「あった方がいい」の80%ぐらいに位置していた。それが、意見を交わす内にどんどん変わっていく・・・筈だったが、けっこう固定観念が強くてあまり変化がなかった。それを見て、当初この論題で午後もディベートをする予定だったようだが、昼休み中に急遽、「人は見た目が大事である」に変更された。

昼休み中もお弁当を食べながらチームごとに作戦を練っていた(かな?)。私はビル全体のエアコンですっかり冷え切ってしまい温かい飲み物を求めて喫茶店に逃げた。

 

3つのチームができた。Aチーム、Bチーム、そしてジャッジ。自分の意見に関係なく賛成、反対にならなければならない。ここがディベートのおもしろいところだ。Sは第1ラウンドは賛成チームになった。2回戦は反対チーム。それぞれに勝ったので大喜びしていた。ジャッジもやりたかったようだが、今回は時間切れ。どんな風にディベートをやるのか書きたいが今は私も時間切れ。

 

このディベートの発案者の松本道弘氏がゲスト参加されたのがビッグプレゼントだった。

 

参加した子どもたちのコメントが送られてきたのでコピーさせていただく。

  相手の意見を聞く事で自分の意見も少しかわった

  今迄やった事のない事を今日はした

  自分の意見は言えたが反論を考えて発言することができなかった

  3回目の参加。初めての役割にチャレンジして難しかったけどできてよかった

  前回も今回も負けてしまって本当にくやしかった。次回は絶対に勝ちたい。

又参加します!!

  なかなか話そうと思っても話せなかった。次回は沢山発言したい。

  自分の考えと違う事を考える事は難しかったけどよかった。又きたい。

  はじめてのディーベートだったけど楽しかった。チームの人がいい事を言っていたから勉強になった。次はジャッジをしたい。

 

Sはすごく楽しんだようす。来年もまた参加したいと帰りにしきりに言っていた。