冬の讃岐路 かもめ

琴弾公園に来たのは何年ぶりでしょうか。。。
たぶん10年ぶりくらいだと思います。

家族ともここに遊びに来たことがあります。
娘が小学4年生くらいだったとき。
財田川を網で堰き止めて、
干潮でひざくらいの浅瀬の河口に、
はまちや鯛などの魚を放流して、
川に入っていって魚の掴み取りをするお祭りがありました。

地元の慣れた大人たちは、
おおきな魚を何尾も取っていますが、
ほとんどの家族連れは小さいあじくらいしか取れず、
もう終了の時間も迫ってきて、あきらめかけたとき。。。

娘の網の中にすっぽりと入った巨大なはまち!
その周りの全員が、網で高々とはまちをすくった娘に集中!
娘の驚きと満面の笑顔と周りの歓喜の声!

そのとき!

網が破れて、はまちが水面にばっしゃ~~~~~ん!!!

娘、ずぶ濡れ。。。

それりゃそうです。私たちが持って行ってたのは、
昆虫取り用の網だもの。。。

でも、その一瞬に、周りも私たちも大爆笑!!!

楽しかった思い出を思い出しながら、
裏路地食べ歩きツアーを終えて、
財田川を渡る歩行者用の橋にさしかかったとき。

私の頭のすぐ上に無数のかもめたちが、
楽しそうに飛び回っている。

そのうち一羽が、橋のてすりに留まりました。

そしたら、一羽、また一羽と留まって、
なんと!両サイドにかもめたちが整然と並んで、
「ここを通りなさい」と言わんばかり。

すごい!すごい!

こんなに間近に、こんなにたくさんのかもめ。
しかも、橋の両サイドで私を迎えてくれてるみたい。

飛んでいるかもめの頭は長いのだけど、
とまると、頭がこんなに丸くてかわいいんだね。

このまま、かもめと一緒にいたいのだけど、
橋を進むと、かもめが、一羽、また一羽と飛んでいってしまう。。。

None of them, none of them, would play with me

大好きな絵本「PLAY WITH ME」のフレーズが心の奥から聞こえてきます。

絵本の少女はしずかに池にたたずんで、
動物たちが再び現れるのを待つのだけれど。。。

I ran through the bridge and flew high in the sky with seagulls…

<完>