発表教育とは

今の子どもたちが大人になったとき。。。
きっと今よりもさらにグローバル化が進み、
英語が飛び交い、
インターネットなどの情報化も進み、
世界の多様な価値観を、
地方のお茶の間でも実感する時代になっているのではないでしょうか。。。

「英語がペラペラと話せることだけが重要ではない」

英語の話せる真の国際人てどういう人のことを言うんでしょうか。。。

様々な人と仲良くなれる
いろんな価値感を受け止める度量をもつ
人として礼儀やマナーを身に付ける
自分から発言をする
相手の言うことをしっかりと聞く
相手の言うことに反応を示す
相手をほめる
軽く冗談を言う
自分の意見を持つ

発表会では、こういったことができているか、
生徒一人ひとりが振り返る機会であってほしいと願っています。

見た目だけがうまくできたり、
完璧な暗記パフォーマンスで真の英語力をごまかしたり、
人との差を見せ付けたり、
そんな発表会にはしたくありませんでした。

去年より、少しステップアップした内容を考えました。

でも、やるかやらないかは、子どもたち次第です。

本当はスピーチをしてほしかったのに、
会話ショーをしたいと言った5年生。

絵本でパフォーマンスをしてほしかったのに、
歌を歌いたがった2年生。

まあ、でも、楽しい発表会です。
生徒たちが一番やりたいことをやればいい。

エンジェルフォレストストーリーは、
子供たちが考えた絵本のストーリーから、
スキットを作り出しました。

このスキットを練習するのは難しいです。

5年生は会話ショーもあったので、
このお話のナレーションは日本語にしました。

無理はさせたくないのです。

エンジェルのお衣装が4つ。
ずっと昔にアメリカから取り寄せたお衣装です。
オーストラリアで購入したピンクの妖精のお衣装。

一年生の女の子たちの、
ピンクのお衣装争奪戦が始まりました。

もちろん最初は各クラスじゃんけん。
そして最後にくじびき。

子どもたちの立ち居地や、
どのセリフを言うのかも、
子供たちが譲り合ったり、
ジャンケンで決めたり。

見てる保護者は、ドキドキかもしれませんが、
教室では、子どもたちの主体性と運にまかせています。

それで仕上がったのがあのステージです。

それより、気になったこと。

他の教室の生徒と仲良くなれたでしょうか。。。
他の生徒のいろんな発表の良いところをちゃんと見ていたでしょうか。。。
会場で出会う人々に礼儀やマナーがちゃんとできていたでしょうか。。。
受付で、はきはきと受け答えができたでしょうか。。。
他の生徒の発表をしっかりと聞いたでしょうか。。。
他の生徒の発表にコメントを言ったり褒めたでしょうか。。。
人の発表中は、静かに聞けていたでしょうか。。。

子どもたちの笑顔溢れる発表と、
子どもたちの発表に一生懸命に付き添いサポートする先生方、
そして、子どもたちの発表を楽しそうに見ている保護者の方々。

東北の甚大な震災のことや、
まだ連絡が取れない友人のことを頭にかすめながら、
今、こうやって、こどもたちと楽しく過ごせている時間が、
とても貴重な時間だと感じずにはいられませんでした。