世界とつながるプロジェクト⑨ウクライナ

世界とつながるプロジェクト第9弾 

「世界とつながるプロジェクト」第9弾は、ウクライナのDepoloという美しい街より Ms. Natasha が来て下さいました。
Ms.Natasha は戦争が始まってすぐに、お母様とともにポーランドに避難され、その後東京、大阪へと避難されています。
日本に来られたのは2回目。前回は東日本大震災の後、福島県で1ヶ月ボランティア活動をなさっていたそうです。

生徒達とどんな交流にしたいかと相談したところ、日本のことを知ってほしい。同じトピックでウクライナの事をしりたいと意見が出ました。
そこで・・
第1部は小学生+中1クラス
自己紹介をした後、ナターシャさんにたくさん質問をしました。ナターシャさん自身の得意なこと、好きな教科、休日の過ごし方といった質問もあれば、伝統料理、子ども達の遊び方など、ウクライナの国についての質問も多くありました。
第2部は中2,中3クラス
TAGAKIを使って、一人ずつ日本について伝えたい事をプレゼンしました。夜空、お正月、制服、夏祭りなどバラエティに富むプレゼンとそれに丁寧に答えてくださるナターシャさんのお答えが本当に素敵でした。

中2生 Aさんは、スィーツで鯛焼きとわらび餅を紹介した後、ウクライナのスィーツについて聞きました。ウクライナではチーズをよく食べるそうで、チーズのパンケーキやチェリーをいれて蒸したお菓子をよく食べるそうです。ナターシャさんの突然の質問「鯛焼きの中身」についても落ち着いて受け答えができました。

中3生 Mさんは、日本の美しい鳥 朱鷺について話した後に、日本には、朱鷺色、えんじ色などオリジナルの色があることをプレゼンし、ウクライナにもオリジナルの色はあるか?と聞きました。ナターシャさんは、ウクライナは空がとてもきれいので、Summer blue . winter blue など空の色を表す表現があると教えてくれました。
行った事もないウクライナの空がそれぞれの心に浮かんだことでしょう。

この交流会の前後で生徒達のウクライナに対する意識が180度変わりました。
戦争が行われているTVでみるウクライナのイメージが強かったけれど、ナターシャさんから伝統料理、子ども達の様子、自然にあふれる国の様子を聞かせて頂き、皆行ってみたい。自然や素晴らしい建物が残ってほしいとの意見が出ました。

国際交流の意義は、まず知る事から。祖国に思いを馳せ、ウクライナで過ごされるお父様、ご親戚を心配されながらも明るく、前向きな彼女の姿から大きな勇気を頂きました。現在1600人のウクライナの方が日本に避難されているそうです。この方々が安心して日本で暮らしていけるよう、早く戦争が終結して、ご家族と共に暮らせる日が来ることを願ってやみません。寄付も募りましたが、1ヶ月のお小遣いを全部寄付してくれた人、メッセージやカードを添えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。寄付金は24,610円も集まりました。
教室からのお礼も添えて、全額ナターシャさんに送らせていただきました。
貴重な経験をくださったMs. Natasha には心から感謝しています。

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