私たち大人が英語を学習していた時に、「書かないと覚えられないですよ」と言われてきました。本当にそうでしょうか?
「五感を使う」ということが、何かを覚える時に有効であるわかってきたと聞いています。つまり、「書く」というのは、「見る(読む)」、「聞く」、「話す」そして、「意味がわかる」にプラされるみたいな領域だと、私は思います。
つまり、その他のことができないのに、書いているとそれは、作業をしているだけになっているようです。生徒たちを見ていて、経験しています。
もちろん「書く」という行為自体は、練習がいるので、「言葉を習得するという目的」ではなく、「書くという作業ができるようになる目的」で、行われることもあります。
しかし、五感を使う他の領域の力があるからこそ、「書く」ことが言葉の習得につながっていくと思います。
単語のつづりの学習で「手が覚える」とよく言われましたが、「手も助ける」が正しい認識だと思っています。