英語学習には、沈黙時期があるとのことです。

「英語を習っているのに、まだ、話さないんですよ」と保護者の方に心配されることがあります。

「大量のインプットを経て、英語を話す準備ができます。それまでに、無理やり話さそうとするのは、自然ではないですよ。たくさん、たくさん、英語を繰り返し、覚えてしまうということで準備ができます。コップに水がいっぱいになるのを待っています」

と、答えています。

「第二言語習得理論」の中に、沈黙期間が存在することは、明記されています。私自身も、たくさん、そんな例に接してきています。

海外で子育てしている時に、英語環境に入り、1年間一言も英語を話さないという生徒、たくさん見てきています。ところが、ある日、ばーっと話しだします。

帰国子女だった仲間の先生と話していても、「ずーっと、霧が深い森の中を歩いていて、ある日、ばーっと視界が開けた感じが小学生の時にしました。」と経験を話してくれたことがあります。

ましてや、日本で、週一回のレッスンです。

今、水曜クラスの生徒に、「ばーっと話したい時期」が訪れているようです。また、自宅訪問クラスの小学5年生、1年近く英語で話しかけてもなかなか英語で答えるという気持ちが無かったのですが、今は、「英語でしか答えないぞ」という態度が出てきています。

しかし、きちんとしたカリキュラムにもとづいたレッスンをコツコツ積み重ねることでしか、この時期は、訪れないと思います。

mpiの教材が、これを実現してくれていると実感しています。