小学校の英語の教科としての評価

小学校現場での報告を聞く機会がありました。5,6年生クラスでは、教科扱いになっているので、成績をつける必要があり、3段階あるいは5段階評価の対象となっています。3,4年生は、まだ、文章によるコメント程度です(道徳などと同じ扱い)

「知識、技能」という評価では、中学英語の先取りではなく、「英文を正しく、書き写せるか」という評価らしいです。文の始まりは、大文字、単語と単語の間は、空ける、ピリオドを忘れないという点をチェックされます。

小学校英語で大事な点は、これは、「これを読む人が読みやすいように書く」という思考が持てるかという「思考、社会性」の分野の評価にもつながるということです。

テストの点数を追いかけるという観点ではなく、本当に当たり前のことができるかという評価がうれしいです。

当校では、2年生から夏休みの宿題は、読めるようになっているBBLの本をノートに書き写す練習も入っています。書いたあと、自分で読んでみるというチェックがあります。9月には、お友達に読んでもらうというチェックをします。

「とにかく書いてしまえばいいんでしょ」というこなし方は、人生の無駄遣いです。心を育てる機会にもなったらと思います。

「宿題ってとりあえず、形だけできてればほめてもらえる」と思い込んでいる場合、意識を変えましょうね。

こういうことが小学校英語の評価につながっているのは、うれしいです。

2年生、3年生、4年生と書く機会が増えていきます。5年生では、当たり前に普通に書いていけるようになっていると、5年生に見合った英語力をつけていけます。

書くことは、慣れです。難しくありません。