児童英語スクールの選び方

たくさんの児童英語スクールがあって、どこにしようかと検討されている時期ですが、保護者の方は、ご家庭の方針とスクールの方針を確認され、体験授業に行くといいと思います。お子様を体験授業に参加させ、気に入ったからという理由で英語スクールを始めるのは、もったいない時間の使い方かもしれません。

ご家庭の方針別英語スクール

①ご家庭の方針:小学校で英語授業があるので、少し英語に慣れていて欲しい。子どもが嫌がらずに楽しく行けたらいい。しっかり英語力は、先で塾でつければいい。国際人に育てたいとは目標にしていない。楽しめたらそれでいい。

ふさわしい英語スクールの方針:◎しっかり英語力をつけるというより「英語世界は楽しい」という経験を提供。

●形態:◎講師は外国出身であることがアピールされている ◎クラスは、年齢別ではなく、幼児クラス、低学年クラス、高学年クラスなど年齢合同スタイル ◎ゲーム中心で、あとから入った生徒も3か月もすればついていける内容 ◎宿題無し ◎日本人講師が日本語でサポート、あるいは、外国出身の講師も日本語でサポート

②ご家庭の方針: 中学で英語をスタートさせた時と同じようなことを早くからさせ、中学で困らないようにさせたい。読み書きさえできれば、聞いたり話したりはなんとかなる。国際人に育てたいとは目標にしていない。

●ふさわしい英語スクールの方針:◎ 英語読み書きをワークシートを書き込むことで習得させる

●形態:◎日本人講師 ◎クラスは無く個人学習 ◎ワークシートを書く宿題が中心 ◎ 英語コミュニケーションの時間はなく、英語音声は、カードリーダー

③ご家庭の方針:英語幼稚園で身に着けた英語力をさらに伸ばし、国際人として活躍が期待できる人材に育てたい。自宅サポートもしっかりしていきたい。

●ふさわしいスクールの方針:英語幼稚園からの継続児童対象で、かなりの英語力をつけることが目的。英語幼稚園で読み書きの基礎を終えている生徒のみが対象。

●形態:◎ 週1,2回、あるいは、1授業2時間ほど ◎ カリキュラムを進めることができる外国出身講師 ◎ 日本語サポートはない英語のみの授業 ◎ ある程度の宿題が出る ◎ 年齢別ではなく、英語歴でのクラス編成

④ご家庭の方針: 日本語を大事にしながらも、国際人の基礎となる英語力と人間力を培う経験をさせたい。1週間に1回ぐらいの英語時間では英語力がつかないのは当たり前なので、自宅で英語時間を作れるようにサポートすることを理解する。英語習得の道を歩みながら、いろんな経験をしていけることも期待している。

●ふさわしいスクールの方針: 国際人になるための英語力と発表力をつけ、自立した学習者へと育てたい。

●形態:◎週1回、カリキュラムをこなせる日本人講師が英語で授業 ◎しっかりした英語力をつけることが目標の教材とカリキュラム ◎ 自宅英語時間を作ることが前提 ◎ 英語を使う活動の授業