大学受験生を指導していても、幼児クラスを指導していても、
人の話をしっかり聞けて、ポイントをつかむ力を重視しています。
「こう言われたけど、どこが大事かな?」
もちろん、幼児さんは、年少クラス明確に自分で判断しているわけではありませんが、
そういう芽がでてくることがあります。
さて、、小学生になって、
フォニックスのルールを覚え、単語が読む練習をしている時に、
1、ルールを覚える時間が無いから、とりあえず単語の音を丸覚え
2、ルールを覚え、そのルールを使って読む
の二つのケースが出てきます。 1の場合、まずは、音ありきなので、
先へ繋がり、余裕が出てきたときに2の力に変っていくといいと思います。
しかし、「教室で困らないことが大事で、ポイントを学ぶことではない」という態度が、
続くと、長ーい時間、練習していても、結局、1のままで、ルールを使うことができません。
これは、ポイントをつかんでいないと言いうことです。
文法学習であっても同じです。「とりあえず、言えた」ということから、
「そうか、ここがパターンになっている」と気づく力は、とっても有効です。
フォニックス学習が「とりあえず、言えた」だと、文法学習も同じことが起こり、多読をしても、
同じで、先への力にならない学習になっていきます。
この、「とりあえず、言えた」という場合、たぶん、いろんなことで、そうなんだと思います。
英語教室での経験が、他のことにも生かせたらと強く思っています。
大学受験生で、差がでるのは、この力です。 「とりあえず、言えた」だけでこの年齢になると
本当に困ります。
実は、「とりあえず、言えた」は、恥をかきたくないという本質から来ているこ
ともありそうで。 「間違えていいんだよ」、「人には人のペースがあって、恥ずかしくないんだよ」と
思ってもらうことがとっても大事だと考えています。 自立した生徒は、自分のペースを大事にし、
ポイントをつかんで、本当の力をつけていくように感じています。
とっても大変なことです。 少しずつできるようになってくれたらと願っています。
クラスメートは仲間、お互いの成長を認め合いたいです。