過去にお受けした取材です。
目を通していただけましたら嬉しく思います。
海外の教育は、日本の「知識から方法、答えまでのルートを覚えさせる」ものと比べて「答えや指導の目的をゴールにおいて、生徒たちに探らせる」ことに重きを置いています。
「国際社会に対応する力を身に付けるためには、相手の意見を聞き違いを知り、自分の意思や意見を積極的に伝え、お互いを尊重し合うことに喜びを感じられるような指導が大切です」と話します。
知識として与えることはもちろん、発表する機会をたくさん設けて、自信と積極性の種を撒く事が大切なのだそうです。
それに合わせて、使える資料や教材がなければ、写真を撮ったり、イラストを描いたり、自分たちで創作するなど指導方法を工夫しています。
また、通常のクラスに併せて、アメリカ出身であるご主人・ジェフさんのネイティブな英語に触れられる指導クラスも推奨しています。時間的な問題や経済的な負担を考えて選択性にしていますが、生徒の2/3以上は受講しているのだとか。
レッスン後は、次なる工夫を話合いながら、その日の子どもたちの様子を語ることが日課となっているそうで、常に子どもたちを中心に指導内容を考えるお二人の様子がうかがえます。
「教室の中では、基本、英語のみでコミュニケーションを図っています。レッスンの中で発表するだけでは実際に英語を使う機会に遭遇した時にその術がわからなかったり、英語で話すことをためらってしまったりと、消極的になってしまうからです。
普段からそのような場を想定していれば、生活の中で英語と出会った時に、自信を持って対応できるようになると思います」と恵美さんは話します。
主導権は先生にありながら、時にはその主導権を生徒に任せることもあり、レッスン中には、常に“自ら動く”ということを意識させられます。
Emi