第二回中学・高校生クラス合同・オンライン・ライブ・ショー?

思春期で自意識過剰なお年頃、人前での発表なんて「無理!無理!無理!」

「塾がある!」「部活がある!」「受験!」云々と、山ほどの言い訳でイベントを企画してもスル~されてしまうのが怖くて、開校以来20年中高生クラスのスピーチの機会は、保護者の方を招いての卒業を祝う会でのスピーチのみ(3年1回!)それも閉ざされた環境でのスピーチでした。

でも、昨年パラリンピックを見て感動・・・与えられた環境に感謝し、日ごろ精一杯頑張ってやっていることを本人たちが披露できる機会が与えられる事で、より一層練習に熱が入り、また頑張っている姿を披露する事で本人も、見ている人たちも感動できることを痛感し一念発起・・・初めて中学・高校生の発表会を企画。

オンライン、しかも日曜の夜ならば、みんな問答無用で参加出来るハズと決行(笑)生徒達がやる気になるのかどうか心配したのですが、中3以外の全員が参加してくれて、本当に楽しいひとときとなりました。

「ドキドキしたけど、楽しかった!」「他のクラスの人達の発表が面白かった」「学ぶことがたくさんあった」というフィードバックが殆どで、その中から全国大会にもチャレンジできる生徒達も起こされ、素晴らしい結果を残してくれました。

発表する為に使う時間・エネルギーによって、それまでのインプットがフル活用され英語力が格段とUPすること、経験によって相手により分かりやすく伝える工夫ができるコミュニケーションスキルが身に付く事、楽しかったという体験によりその後の学習意欲に繋がる事を実感し、今年も開催を決意。

今年、特筆すべきことは、

1⃣ 昨年よりの学習内容のレベルが高くなっている事!

TAGAKI40学習対象者、昨年:高1以上➡今年:中2以上

”TAGAKI Advanced  three reasons”の学習対象、昨年:高2以上➡今年:中3以上

”TAGAKI Advanced Around the world”の発表者、昨年ゼロ。➡今年:2名

全体的に内容がよりアカデミックになっており、論理的思考力を必要としています。しっかりした構成、英語力はもちろんですが、最後には自分の思いを伝えたいPassionが人の心に響くことを実感。

2⃣Prop (小道具:実物・画像・写真・データ)の準備が上手になった事

このあふれるばかりの情報の中で、自分のスピーチに必要な画像や情報を選択できる力が育っている事を感じました。また、今年は初めて自分の力で全部書き上げ、画像も自分のタイミングで出すために「画面共有させてほしい」とリハを申し出てくれた子がいました。学習者として、発表者として自律している事に感心。

3⃣司会K(大3)&コメンテーターTeresa先生のお話。

現役大学生のK君がゼミでどういうことを学んでいるか、またTeresa先生の息子さんはこの9月から、ひとり(大3)はロンドン大学へ1年交換留学。もう一人(18歳)は、この9月アメリカのミシガン州の大学に入学なさったということで、写真を交えながらキャンパスライフの一部をシェアして下さいました。

(懐かしいロンドンの景色に、思わず私も同じ場所で撮影した写真を披露。)

自分たちの進路にして、大いに刺激になったのでは・・・と期待しています。

終了後の参加者たちのフィードバックにも、「自分の伝えたいことがきちんとわかってもらえて、うれしかった」「たくさん励みになるコメントがもらえてうれしかった」「もっと自信を持って、堂々とできるようがんばりたい。」「緊張して思うようにできなかったけど、とても楽しかった」「ワクワクするような内容のスピーチがたくさんあった。」「長文を書く力、発表できる力が身に付いている事を実感できた」「発表の機会はほとんどないので、こういう機会はありがたい」「去年は他の人の発表内容がよく分からなかったけれど、今年はなぜか分った。リスニング力が伸びてるかも!」「緊張を笑顔で必死で隠しました(笑)普段も発表だともって、もっと力をいれたいです」などなど。

課題は・・・・・・・・・

発表が終わるとみんなもぬけの殻状態(笑)

Teresa先生の呼びかけに、画面に出てくるだけで精一杯。

司会のK君も、「スピーチはみんな素晴らしかったし、楽しかった。自信をもって進んでほしい。ただあんなに一生懸命コメントして下さっているTeresa先生へのリアクションが気になった。せめて、うなづいてあげると、「聞いているよ」とメッセージになり、相手はもっと話しやすいと思う」というコメントをいただきました。

同感!・・・せめて、名前を呼ばれた時にはもう少し元気にHi!と挨拶してほしかったし、コメントをもらったらThank you so much.の一言が欲しかったかな。(できた人、Great!!)

最後に、お互いがブレークセクションとかでお互いの感想を言い合う場面などを設定するのもよかったかもしれませんね。その時の感動を直に、その場で分かち合え、より励みになったかもしれません。来年度に!