被災地への思い。。。 I will not give into the rain…(5月16日掲載分)

震災から2ヶ月が過ぎました。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
また、未だ行方がわからない多くの方々、
避難所生活の方々、
被災された地域の方々が一日も早く復興されますこと
心から願っています。

やっと連絡が取れた仙台の友人からの話。

「じゅんちゃん、テレビの映像で流れている部分は、
ほんの綺麗なところだけ。
現実は、あんなもんじゃないんよ。。。」

私たちは、テレビの映像でひどさを実感しているのに。。。

息子の海外での義援金活動のことで、
ご相談した盛岡の先生から、
地方新聞を送っていただきました。
(mpiは、こうやって全国の指導者がネットワークでつながっています!)

ご身内が津波被害に遭った盛岡の先生も、
家の中がめちゃめちゃになった仙台の友人も、
言うことは同じ。

「私たちは、大したことはない。
もっと大変な方々がいるから。。。」

この言葉に、返答ができませんでした。

盛岡の地方紙を、生徒たちにも読ませました。
被災した子供たちが、被災地域の人々に応援メッセージを寄せています。

6年生クラスの佳之くん。
一昨年の東京でのmpiキッズコンテストに出場したspace creatureの一人です。

いつもは大人しい彼が、
地方紙の同年代のこどもたちのメッセージを、
声を出して読み上げだしました。

そして、最後まで、みんなに読んで聞かせてくれました。

「私たちも、何かできることから始めよう。
I’ll not give into the rainをYou tubeにのせようか。。。
そのときに応援メッセージも入れよう。
来週までに、メッセージを考えてきてね。」

次の週、子供たちがメッセージを書いて持ってきました。
どの生徒のメッセージも温かい。。。

私 : 佳之くん、メッセージは持ってきてないの?
佳之くん : 持ってきてない。
私 : 先週、持ってきてっていったでしょ。(Junko先生はちょっとだけ「怒」!)
佳之くん : (ニコニコ笑いながら)持ってきてないけど書いてる。
私 : ん???

彼らしい。
今使っているGrammaring 体験型文法のテキストの、
裏表紙に書いてありました。

「被災地の方々、
毎日つらい生活をしていますが、
希望を捨てずにがんばりましょう。
復興を祈っています。」

佳之くんのメッセージは、
ひときわ、温かい心が感じられました。

私 : やっぱりね。佳之くんのメッセージは温かいね。
生徒たち : (うなづいて納得した表情)
私 : でも、私は、先週、彼のこの温かさが分かっていたよ。
生徒たち : (不思議そうな表情)
私 : 先週、新聞の寄稿文を声に出して読み出したでしょ。
生徒たち : あ~。。。そうだった。。。

人の痛みを感じ、温かい思いを伝える行動を、
他の生徒たちは、佳之くんの行動を見て、知ったと思います。

Judy’s Mamaの自慢の生徒です。

英語も大事。
でも、こういった子供たちの心を育てることが、もっと大事だと思うし、
Judy’s Mamaはこういった生徒を沢山育てたいと思うのです。