先生の紹介

指導者  野嶋和代

元客室乗務員。4歳、7歳、9歳、11歳の4人の子を連れて 家族でアメリカのカリフォルニア州に3年滞在。2014年に帰国後、大手子ども英語教室5年勤務後、東京都北区にてmpi松香フォニックス英語教室“Hart English School”主宰。J-SHINE小学校英語⁺指導者。mpi認定指導者。

 

息子が通うアメリカの公立小学校でルームマザーとして生徒に絵本読みの個別指導をしている時、はじめてフォニックスに出会いました。

 担任の先生と

まだ上手に文が読めない現地の子どもたちが、アルファベット一つ一つの音をつなぎ合わせながら文を読む姿を目の当たりにし、とても衝撃を受けました。たとえ単語の意味は分からなくても、読み進めることができているのです。これが英語圏の子どもたちが学ぶフォニックスという学習法だと初めて知りました。

また英語を習ったことがなかった我が子たちが、アメリカに住み始めて1年も経った頃には、ほぼ不自由なく英語で過ごせるようになったのを見て、大人とはちがった子どもの言語吸収力のすごさを感じました。

帰国後、大手英会話教室で研修を受けながら講師としてOnly English レッスン指導法を学び、一方で自身のスキルアップのためmpi松香フォニックスにて小学校英語指導者(プラス)を取得しました。翌年フォニックスを基礎から学び直し、mpi指導者認定を取得しました。

他言語に接する機会が少ない日本の子どもたちには45年の歴史を持つ児童英語のパイオニア「mpi松香フォニックス」の日本人向けに確立されたフォニックス学習が非常に有効だと確信し、2022年Hart English School(ハートにしがおか子ども英語教室)をスタートいたしました。

 

mpi松香フォニックスについて | mpi (mpi-j.co.jp)

 

なぜ児童英語が大事なのか?

フォニックスのルールを小学校低学年で体得してしまえば、本を正しい発音で読めるので、大量の英語のインプットを自分の力で増やすことができます。(聞ける・話せる・読める)さらに発表活動で、アウトプットの力もつきます。(書いて発表)

 

 

一般的に私たちの母語である日本語は、英語との言語的距離が遠く、英語習得までにとても時間がかかる(約2000時間)といわれております。

実際わたしは、中学から英語学習を読み書きからスタートし、ひたすら単語の意味と発音記号を「本の辞書で調べ」、「文法を一つずつ覚えては書く」という積み上げ方式で、膨大な時間を費やしてきた一人です。

これでは使えない!と、学生時代はネイティブ講師がいる英会話スクールに通ってみたり、短期で語学留学したりしました。でも、実際にアメリカに住んでみると、まず最初に思ったことは、やはり発音ってすごく大事なんだ!ということでした。とくに日常生活では、病院や学校などとのやりとりに電話を使います。発音のせいで大事な情報が伝わらないこともあります。対面で話していても、少しでも相手が眉を動かしたら、どこか間違えたかな?と心配になってしまいます。

アメリカに住んで一番最初に家族の話題に挙がったのが冠詞の ”a” の発音。「ア」でも「エ」でもないよね、Aさんは「エイ」って言ってたよ・・・・・・・・・・・。こんな基本的なことが子どもに説明できないなんて・・・一体どれが正しいの??そのためにやったことは、ひたすら人の話し方の真似をして、さまざまな人と会い、どんどん使ってみることでした。そこで3つのことをやることにしました。

 

インストラクターと      チームメンバーと

まず週2日、子どものキンダーガーデンで授業のサポートをしました。サポート専任の先生はいますが、グループワークの時は保護者のサポートが欠かせません。

次に週2日、自家用操縦士免許(プライベートパイロットライセンス)の学科・面接・実技フライト試験の勉強を地元の方に教わり、カリフォルニア州の免許を取得しました。

さいごに週2日、学生時代以来のテニスを復活し、USTAに登録して地元テニスチームに入れていただき、試合にどんどん参加しました。勝率が上がってくると「代理で試合に出てくれる?」と色々な方から依頼の電話がかかってきて、出会いが倍増しました。さすが移民大国、ダブルスのパートナーたちの出身国はメキシコ、コロンビア、南アフリカ、オーストラリアなどなど国際色豊かでした。

第2言語としての英語の発音は出身国によって違い、とても聞き取りづらいのですが、改めて英語という世界共通語の大切さを痛感しました。英語を学ぶのではなく、使うことの楽しさを経験できたのは、ほとんど日本人の住まない郊外という環境がよかったのだと思います。

週末は息子の地元のサッカーチームへの送り迎えや、子どもが友だちの家に泊りにいったり家に泊まりに来たりなどなど。

日本の中学への帰国子女受験の準備では、一緒に大学入試センター試験(現在は共通テスト)の英語を満点になるまで何年分もやったり、一緒に学ばせてもらいました。。

帰国後子どもに英語を教え始めて、自身のスキルアップのため小学校英語指導者認定の資格を取る際に『mpi』と出会いました。

mpiで基礎からフォニックスを学んでみるとあいまいな知識が頭の中で整理されてスッキリしました。

“a”の音は、『口をしっかり横にひらいて、あごを下げた状態で「ア」と発音した時の音。』 が正解でした。ふだん日本語ではほとんど使わない口の形です。

英語の音はそもそもカタカナでは説明できない音ばかりです。他にも、母音が2つつながると、”ou”やow”などのように新しい音に変わることがあります。

”r”のつく音は、舌をほとんど動かさないで話す日本人にとって、筋肉痛になるくらいの練習が必要です。口の形や舌の位置を意識しながら学ぶことで、子どもたちの理解が早まります。音を聞くだけでアルファベットの文字がだんだん分かるようになっていきます。

さすが日本人向けのフォニックス指導法。こんなにいろいろな音のルールがあったのか!なんでだれもおしえてくれなかった?もっと早く知りたかった!と心から思いました。そして世界に羽ばたく子どもたちはぜひ知ってほしい!と思いました。

ルールをおぼえれば、本を正しい発音で読めて、大量の英語を自力でインプットできます。発表活動で、アウトプットの力もつきます。歌やチャンツで英語独特のリズムを身につけましょう。

『mpiメソッド』は、子どもの成長に合わせた10年間カリキュラムによって、『15歳で世界の同世代の子どもと英語で音声的にも、文字的にも交流できるようにする』ことを目指しています。

mpiの教材にはすべてCDなどの音声がついており、絵本を1冊丸ごと覚えてしまう仕掛けや音の気づきを促す工夫があります。さっそく小学低学年の甥っ子たちに教えてみると、短期間で絵本を見ずに丸ごと読めるようになってしまいました。子どもの脳はスポンジのように吸収力がすごいのです。

Hart English Schoolでは生徒さん全員に音声アプリ「リピトーク」を導入し、mpiテキストのリスニング練習やスピーキングの提出をしていただいてます。英語の音を聞き分ける力を早いうちに身につけておくことは、子どもたちの一生の財産になります。

レッスン中は子どもが主役。間違っても失敗しても恥ずかしいなんて思わない。そんな子どもがたくさん英語を発話できる環境を整えています。

 

 

子どもが世界へ羽ばたくために

子どもたちと触れ合い、いつも感じているのは、子どもは真の国際人、すばらしい才能をもっているということ。興味があるものは言葉だけでなく音やリズムだって、あっという間に丸ごと覚えてしまう能力があります。音声獲得の力は大人よりはるかに勝ります。まさに幼児期、学童期は第2言語を学び始めるには最高の時期と言えるでしょう。

そして、英語が好きになって、自学力をつけて、将来は世界へ羽ばたいて行って欲しい。それが私の願いです。子どもたちとともに歩むファシリテーターとして、英語学習・指導研究に日々取り組んでいきたいと思います。

 

mpiパートナー校について

日本における児童英語のパイオニア(株)mpiフォニックスは

英語教材を「つくる」、学校の先生や塾講師へ技術を教えて「つたえる」、

mpiメソッドで児童に英語を「おしえる」、

常に進化し続けている会社です。日本全国にパートナー校があり、年に何度も開催されるWEBセミナーや認定試験などは、とてもレベルが高く、学校の先生方や英語講師の方々と知りあったり触れ合ったりするたびに、いつも刺激を受けます。コロナ禍においても、いち早くオンラインレッスンへの切り替えや、補助教材のデジタル化などを進め、全国のパートナー校から参加する全国規模のWeb発表会も定期的に行っています。

ほとんどのパートナー校の先生方は、ご自宅など小規模で日々生徒さんに寄り添いながら英語指導の経験を長年積み上げています。私は月に1回オンラインでパートナー会の先生方とスキルアップの為に情報交換の会を設けています。そして「見せて、やらせて、ほめて、楽しんで、自信を持たせる」指導を目指しています。

mpi松香フォニックスについて | mpi (mpi-j.co.jp)