レッスンこぼれ話#604(レベル9)

なかなか日記を書いてこなかったTIですが、

前回に1日分だけでもいいから書くこと、と伝えていました。
今日はちゃんと日記を1日分書いてきました。
彼らしいゲームの話だったのですが、
UFOキャッチャーに挑戦する、という意味でchallengeを使って書いていました。
実は日本語として使われるchallengeと
英語本来の意味のchallengeでは意味が違うのです。
それを言わなくてもいいかな、と迷ったのですが、
日本語的に使われるchallengeにはいつも違和感を感じるので
あえて生徒に意味の違いを伝えました。
tryよりももっと強い意味をもたせたくて使ったchallenge
だったようですが、英語の意味がわかって生徒も納得しました。
本来の意味ではない日本語になってしまった英語っていうのが一番厄介ですね。
さて、Speech Navigator 3 Unit 1、今までで一番美しいと思った桜の思い出を
生徒から引き出す質問をしてみたのですが、
このクラスの生徒は反応が薄かった。
うーん、と考えて桜の時期に家族と恩田川沿いを歩いたことがMIから出ました。
ここからその時の気持ちや思ったことを引き出さなければならないのですが、
こういうのが苦手なMI。
とりあえず今日は思い出せたことで良し、としました。
TIは何もない。とあっさり。
そこで5年前に橋本のクラスで中3の男子生徒が話してくれた
彼の一番美しいと思った桜の話をしました。
 彼の中学校では桜が咲いている時期に
 ランチタイムは校庭でお弁当を食べることがあるのだそうです。
 校庭でお弁当を食べていると桜の花びらがお弁当箱に落ちてきたそうです。
 それがとっても綺麗だったから、お母さんに見せたいと思って
 お弁当箱を持ち帰って、お母さんにお弁当箱を見せてあげたら…
 なんと、花びらがソースまみれになっていた…
この話をしてあげたらMIがにっこり。
そしてTIが「そういうことでいいんだったら」と
桜の花びらで笛を吹いたことがある、楽しい思い出だ、と話してくれたのです。
一番美しいと思った桜の話ではないですが、
桜に関することを引き出せてよかったー、と嬉しくなりました。
この橋本の中3男子生徒の桜の話はとても印象深くて
忘れられないエピソードです。
こんな話を引き出せるから、中学生を指導するのは楽しい!