日本一、木を植えた男

日本一、木を植えた宮脇昭先生が豊橋へ来られて講演会と植樹祭を行いました。
9日の講演会は私が参加、10日の石巻山での植樹祭は夫が参加してきました。

宮脇方式の植樹はその土地本来の木を探し出し、ポット苗で30センチくらいまで育てた後に木の種類をまぜて混植していくもの。
その土地本来の昔からある木を植えると20年もたたず森のようになり最初の2年だけは草とりなど少し人の手が必要ですが、その後は次の氷河期が来るまで放っておいても、その森は永遠に生きて命がつながっていくそうです。

東北から九州まで日本のほとんどは常緑広葉樹が本来の本物の木で、(東海地域では海抜900mあたりまで)松や杉などの針葉樹はもちろん、落葉樹も残念ながら偽物の木。今回の植林地の山も2年前の台風で杉の木がなぎ倒された部分での植樹でした。
偽物の木は自然災害に弱いんですね。本物の木は根が深く深く入り、山を守り、自然災害も最小限に抑えることができるし、その本物の森、山が人の命も守ってくれる。

東北の津波被害も昔からの鎮守の森や「いぐね」と呼ばれる家を囲む屋敷林が人の命を守ってくれた例がいっぱいあるそうです。
私の家の周りに本物の木を植える場所がなくて、残念です。次は木のことを考えてから家を建てたい! 今の家を建てた記念に植えた木は思いっきり偽物だったので、落ち葉がすごく枝も隣の家まで伸び、本当に残念だけど去年切りました。泣・・

今回の植樹祭には愛知県知事も林野庁長官もSPまで連れて来ていたらしい。国もそろそろ本気で本物の木を植えていってほしいです。
企業では宮脇方式でがんばっているところがありますよー。身近なところではナンジャス!(ジャスコ豊橋南店)イオングループは植えています。ナンジャスができた頃、変わった木を駐車場まわりに植えてあるな~と思って見ていたら、それが本物の木たちだった!アー私も本物の木たちに囲まれて暮らしたい!