Can-do 評価に基づいた子供のための英語学習コースブック。幼児、小学生対象。

WE CAN!
Can-do評価に基づいた子供のための英語学習コースブック「幼児〜中学生対象」
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Lesley Ito's WE CAN!Teaching Tips
Lesley Ito Lesley Ito
Originally from Florida, Lesley Ito has been involved with ELT in Japan for 18 years. She is the owner of BIG BOW English Lab in Nagoya, the author of the WE CAN! Teacher's Guides and has made numerous teacher training presentations all over Japan, from Hokkaido to Kyushu. She has also written numerous articles on teaching young learners and is active in teaching organizations in Japan. Currently she is the Program Director of JALT Junior and the Program Chair of the TC SIG.
Lesley Ito's WE CAN!Teaching Tips Fun with the WE CAN! Starter for the Class Who Needs More
【No.2 : for WE CAN! Level 1】
あなたが小学生だった時、先生は、どのようにしてレッスンを始めましたか?クラス全体に、テキストのあるページを開くように指示をして始めましたか?生徒たちは何をしていましたか?生徒たちは先生に注意を向けていたか、もしくはそうするフリをしていたかと思いますが。でも、大半の生徒たちは、窓の外を眺めたり、授業中友だちにノートを回したり、好ましくない態度を示していたことでしょう。

先生たちが、レッスンに対して、生徒たちの興味を引かせる努力をしないと、生徒が授業に注意を向けることは期待できませんね!

生徒たちを授業に参加させる、簡単な方法としては、テキストの絵や写真、絵辞典などを使うことです。これらの写真や絵には、ちゃんとした理由があります。写真や絵は、ただのデコレーションではありません。テキストの中で、新しいページを紹介する時に、生徒たちに時間をかけてそのページを見るように促し、そのページに何があるか先生に伝えてもらいましょう。

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WE CAN! Starterは、この重要なタスクを先生が容易にできるよう工夫されています。それぞれのユニットの絵には、アルファベットが2つ隠れていて、もう1つ“おかしなもの”が掲載されています。アルファベットを探させる前に、まずStarter Packに入っているAlphabet Posterにあるアルファベットに指さしたり、テキストのページで文字を探す前に空に指で文字を書かせたりすると良いでしょう。

早く文字を見つけた生徒には、まだ探せていない生徒を助けてもらいましょう。そして、テキストのページを見て、“What’s weird?!”と、驚いた顔で言ってみましょう。生徒たちには、『何がおかしいのかしら?』と尋ねて、ページの中でおかしなものを見つけてもらいましょう。もし、見つけられなかったら、生徒にヒントを与えたり、先生が、そのおかしなものになりきってみましょう。

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例えば、もしあなたがStarter Unit 20 (Months/p.46-47)を教えていたとして、生徒が山のシーンにモンスターがいることが『おかしい!』と伝えられなかったら、先生がこわ〜いモンスターのように両手を挙げて教室内を歩いてみましょう。
さて、こうして効果的に生徒たちをレッスンに引き込んだならば、次は、Starterを使ったすばらしい復習と発展的なアクティビティーに移りましょう。


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WE CAN! Level 1 Unit 4 (Happy Birthday/ page 34)で色々な“形”を教えていて、生徒たちにもっと練習が必要だと感じたら、Starter Unit 14 (Shapes and Sizes/pages 34 and 35)を開いてみて下さい。先述の、隠れた文字を探すアクティビティーと、“What’s Weird?”アクティビティーを行って、生徒を授業に参加させた後、いろいろな“形”を復習して、生徒にpage 35に載っている紫色のメガネをかけた青いモンスターを指さしてもらいましょう。

生徒に、『モンスターは、どんな形で出来ている?』と尋ねてみましょう(i.e. His nose is triangle.)。その後5分ほど時間を与えて、いろいろな形からできた自分だけのモンスターを描かせてください。タイマーをセットして生徒の絵を見て回り、ちゃんと絵を描いているか確認しましょう。時間がきたら、生徒に自分のモンスターがどんな形からできているか指さしてもらいましょう。小さいサイズのクラスでは、生徒は順番に先生に自分のモンスターを発表したり、大きなサイズのクラスでは、となりの人と紹介し合ったりすることができます。

Lesley Ito's WE CAN!Teaching Tips
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先月のTipsでお伝えしたように、私達の脳は新しい内容を学ぶ際に既習事項とその新しい単語が「つながった」ときにより速い習得が行われます。なので、Starterは、同じテーマのもので、新しい単語を教えるのに使うことができます。Level 1 Unit 8 (Seven Days/ pages 68 and 69)で『天気』を教えた後、生徒は、Starter Unit 21に(Seasons and Weather/pages 48 and 49)にある季節の名前や、他の天気に関連した単語を学習することができます。

隠されたアルファベットを探すアクティビティーと“What’s Weird?”アクティビティーを行った後は、季節を紹介して、それぞれの季節でどんな天気がみられるか聞き出してみましょう。それぞれの季節の名前を別々の紙に書いて、クラスの四隅に張り出してみましょう。

みんなが正しい教室の隅を指させたら、その季節の名前を復習しましょう。次に、ひとつの季節の中で天気を説明しましょう(It’s cold, snowy, and windy.)。生徒は、先生の説明を聞いて、正しい教室の隅に行き、その季節の名前を叫びます(i.e. “Winter!”)。他の3つの季節も同様にリピートしましょう。


次のレッスンプランを作るときに、少し考えてみてください。どのようにして生徒にレッスンに興味を持たせて、授業を始めるか。先生方と生徒さんたちとがレッスンに満足できることを保証します!
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