皆さん、こんにちは。レスリー・イトウです。WE CAN!指導書の執筆者としてTeaching TipsやClassroom Ideasを皆さんにお伝えします。WE CAN! Student Bookは、素晴らしいコースブック教材です。そこで、更にWE CAN! Starterを活用して、レッスンの発展ツールとしましょう。
WE CAN! Starterは、就学前の子供たちに適したテキストです。他にも、Starterは、WE CAN!のレベル1〜3に出てくる単語の多くが含まれており、絵辞典としても、活用して頂くことができます。Level 1,2,3以降で勉強する生徒さんたちには、Starterを活用して、学習事項をより発展できます。
|
|
では最初に、単語の練習が必要なクラスについてお話ししましょう。こうした生徒たちには、たくさんの文脈で同じ単語に触れる機会が、語彙学習にとても役立ちます。例えば、あなたがWE CAN! Level 1 Unit 1(My friends / page 8)で「色」 を教えていたら、StarterのUnit 3をご覧ください。順番に、テキストに載っているジェリービーンズを指差すように言いましょう。その際、色の名前も一緒に言いましょう。そして、Starter page 8 and 9で同じ色のジェリービーンズを探しましょう。 |
次に、“Rainbow Song”を順番に歌いながら、Starterの同じページで、色のついたジェリービーンズを指差しましょうう。最後に、絵辞典の中で、「もの」の載っているページを探して、生徒に見せて色を言うように指示します。例えば、Starter Unit 16 (Food / page 38 and 39)を見て、バナナを指してこう言いましょう。”Bananas are…” 生徒にはこの文の続きを考えさせ、文を完成させましょう。”yellow!”といえるかな。
以下にこのアクティビティーに活用できるページをご提案しますね。
[Starter]
Page 21 - “A lobster is. . .” (red)
Page 34 - “This square is. . .” (purple)
Page 43 - “The snake is . . .” (green)
Page 48 - “Snow is. . .” (white)
Page 54 - “This dress is . . .” (pink)
Page 64 - “The sky is. . .” (blue)
Page 72 - “The teddy bear is . . .” (brown)
Page 74 - “The stapler is. . .” (black)
Page 74 - “The textbook is. . .” (orange)
(アクティビティーの時間に該当のページが見つけやすいように、クラスが始まる前に付箋でページに印をつけておきましょう。) 英語の全くの初心者のお子さんでも、十分にこのアクティビティーに参加することができますよ。色の名前さえ知っていれば、十分に楽しめます。
では、より発展的なレッスンが可能なクラスは、どうしたらよいのでしょうか?私たちの脳は、新しいものと既習のものが繋がったときに、より早く学習が進みます。そこで、Starterを使って、同じテーマに属する新しい単語を勉強して、語彙力を伸ばしましょう。
例えば、Level 1 Unit 4(Happy Birthday / pages 30 and 31)で、誕生日会に関連したレッスンのあとに、生徒はStarter Unit 7(Parties and Goodies / pages 16 and 17)にある新しい単語を学習して、“パーティー“というテーマにまつわる語彙を発展させることができます。パーティーでの食事や、パーティーに関連した他のことも勉強したあとは、生徒に白い紙を与えて、「今から10分間で、自分の想像上の誕生日会の絵を描いてみよう」と伝えましょう。生徒たちは、色とりどりの風船や、自分の好きなパーティーでの食事や、自分の歳と同じだけろうそくのさしてある誕生日ケーキを描くことでしょう。先生は、クラスの中を歩いて生徒の絵を確認してまわりましょう。
10分経ったら、生徒が描いた絵について質問をしてみましょう。ケーキを指差しながら、”How old are you?” 食事を指差しながら、”What’s this?” 風船を指差しながら、”What color is this?”と、こんな風に。生徒が描いた絵を一度集めて、Level 1 Unit 5 (Toys / page 38)を学習するまでとっておくのもいいでしょう。Level 1 Unit 5を学習するときに生徒にその絵を配って、誕生日プレゼントを描きこむに指示しましょう。その後は、生徒をペアにし、パートナーの描いた絵の中にあるプレゼントの中身を推理してもらいましょう。
Starterを絵辞典として使うとレッスンがより豊かになりますし、先生は事前に少しだけ準備をするだけで大丈夫です。来月は、WE CAN! Series とStarter に掲載の写真に生徒の興味をひきつける方法と、絵辞典を使った簡単なアクティビティーをご紹介したいと思います。 |