2009年2月2日
兵庫県小学校英語活動報告/
「宮水ジュニア」活動報告
~担任の関わりが児童の意欲を高める~
JTE(日本人英語指導者)、MPIパートナー会員
米澤智子 兵庫県西宮市在住
レポート:小学校英語の現場から
去年の9月より、兵庫県の某市で英語活動のお手伝いをしていますが、まだまだ理想と実情の間で試行錯誤の日々です。この報告が皆様のお役に立てれば光栄です。

第一部 兵庫県某市での小学校英語活動報告
1)きっかけ
知人からの情報で、近隣の市が地域人材を探していると聞いて直接問い合わせ、履歴書を持参しタイミングよくお話をいただきました。市内の小学校は数校あり、一名ずつ配置されます。児童英語分野、元外資系出身、元中学校英語教諭等がメンバーです。

2)活動状況
市教育委員会から提示された項目は次の通りです。
  • 第5,6学年に2学期より各学級週1時間程度(年間20時間程度)の活動
  • 文科省の英語ノートを土台に市教委が作った指導計画案に基づくこと(場面設定型)例:時間割を作ろう、道案内をしようなど
  • 1つのテーマに付き基本3時間程度使う。
  • 必須単語として100語(食べ物、動物など)音声で入れる。
  • 文字は音声面の補助目的のみ使用。
  • 音声によるコミュニケーションを重視。
  • 英語習得が必ずしも目的ではなく、子ども達が英語を使って活動し、自信ややる気につなげる。
  • 英語担当の先生が活動プランを作り、地域人材がそれに必要な教材を研究、作る。
  • 授業はティームティーチング(TT)。主導が担任、地域人材は発音、会話などの補助。
    (必修化に向けて担任が主導できるように慣れるまで地域人材が手伝う)

<活動内容>
◆プラン作り

現場の先生方は大変お忙しく、活動プランを作るという以前に打ち合わせ時間が取れず、メモで書き置きしたり、授業後の休み時間に打ち合わせをし、私がプランを作ってみてもらう状況です。主活動は決められているので、リズム部分でバナナ じゃなくて banana チャンツや、Songs &Chants などを入れています。

Songs and Chants 歌とチャンツ えほん   バナナ じゃなくて banana チャンツ