ご家庭でも使える幼児のための英語教材
『初めての英語』シリーズは幼児向けの英語教材です。The Wiggle Book/The Hot Book/Funny Alphabet Worldの3冊のCD付き絵本があり、それぞれにDVDもあります。英語教室の先生方が活用して幼児の生徒さんに英語を教えるのはもちろん、お母さんやお父さんがご家庭でお子様の英語の先生になって大活躍できる教材です。しかも、教え込むのではなく、一緒に歌ったり、踊ったり、英語で会話をしながら、小さなお子様と楽しく英語学習できる工夫がされています。
私が幼児に英語を教え始めたのは、現在中学2年生になる自分の娘が3歳だった時に、娘のお友達と一緒に始めたのがスタートでした。当時は幼児向けの教材がmpiから出版されていなかったので、主に歌教材やSongs and Chants、Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?などの絵本を中心にレッスンをしていました。『はじめての英語』シリーズがもっと早く出版されていたら……と思わないではいられません。
『初めての英語』シリーズの1冊目、The Wiggle Bookでは、お家の中のいろいろな物を指さしてポインティングしながら英語を覚えたり、朝起きてから夜寝るまでの生活を英語の歌で覚えることで、お家の中が英語ワールドになります。
The Hot Bookは、タイトルの“Hot”のとおり、「あちちっ」といういろいろな場面が楽しい絵と一緒に描かれています。例えば、Kettle(やかん)をさわって“Hot!”、熱いミルクを飲んで“Hot!”、辛いカレーを食べて“Hot!”といった具合です。お子さんが、お母さんお父さんとやりとりする会話も、分かりやすい絵とともに練習できます。初めは歌を歌い、次に会話にチャレンジ、という流れです。
Funny Alphabet Worldは、Baboo君がへんてこなアルファベットの世界を旅しながら、へんてこな仲間と友だちになっていく本です。お子さんがアルファベットの世界の住人になり、アルファベットを覚えていきます。
幼児が自信と達成感を感じる仕組み
2011年10月に、『はじめての英語シリーズ』のSecond Editionが出ました。Second Editionでは、スティッカーと別冊ワーク(Funny Alphabet Worldは別冊カードブック)が付いたことで、学習効果が高まりました。加えて、The Wiggle BookとThe Hot Bookには、各ユニットにつきワークシートが3枚付き、子ども達がさらに楽しみながら英語学習を積み重ねられるようになっています。
一般的なワークブックと大きく異なるポイントは、ワークのための音声CDがあることです。まず英語の音を聞いて、歌ってもいいし、踊ってもいいし、とにかく子どもが楽しみながらワークシートに取り組めるようになっています。
そして最後は、自分でちゃんとできたかを評価するためのゴールがあります。この仕組みは、「言語を使って何ができるか」を評価するCan Do評価という評価方法に基づいています。お子さま自身が自分でゴールにスティッカーを貼ってもいいし、保護者の方、教室の先生がご褒美としてスティッカーを貼ってもかまいません。楽しみながらワークをすることで、お子さまの小さな“I can!”を増やしていき、自信と達成感を感じさせ、英語学習のモチベーションを高めていきます。
テキストそのものでも工夫がされています。各ユニットの最初の1~2ページの見開きが導入部分となっていて、次の3~4ページの見開きでは覚えた単語や会話を使ってアクティビティができるように構成されているので、学習効果が高まります。
大人が目を見張るほどの集中力
子ども達に『はじめての英語』シリーズを初めて見せた時の第一声は、「かわいい~!」「今日からこれがいい!」というものでした。Second EditionではサイズがB5サイズからA4サイズにアップし、教材の絵が大きくなり、ワークもいっぱいできるので、子ども達が好きにならないわけはありません。いつもノリノリで歌と踊りを楽しんでいます。
『はじめての英語』シリーズを使い始めて、私が目を見張るほど、子ども達の集中力が高まる場面が増えました。例えば、The Wiggle Bookでは、各ユニットの3~4ページ目の見開きに、「CDを聞きながらゆびさそう」のアイコンがあります。特にそれらのアクティビティをする時は、ものすごく集中して指さしをして、英語を覚えています。アクティビティのページの学習効果は絶大です。
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